2月にニラトンネルを立てたり、セルトレイに種を蒔いたりと、春の準備が始まっているオヤジんちですが、2年前から再開している、自家製大豆を使った味噌の仕込みも先日やりました。
(初めて味噌を漬けた時の記事は、こちらです。)
2月に仕込み、9月に食べる!
北海道のオヤジんちの地域においては、2~3月に仕込み、土用の頃切り返して、9月頃に食べられるスケジュールになっています。
このメモ用紙は、カミさんが母上から伝授された味噌の漬け方の説明書きです。
我が家の味噌作りはこれに則って行っています。
材料は、自家製大豆2kgと麹(乾燥麹)2kg、塩900gです。
春に仕込む場合は、塩を増やして1kgとします。
これだけの材料で正しい味噌が作れます。
「35度」と文中にあるのは、果実酒用の35度のホワイトリカーのことです。
我が家ではなるべく、家にその時あるもので用を足すようにしているので、わざわざ35度を買ってくるよりは、家にある20~25度の焼酎をちょっと拝借して(笑)います。
もっともアルコール度が低いので、容器の消毒には、専用の食器消毒用のアルコールを併用します。
家族に全面的な協力を仰ぐ!
今回は(というか、オヤジは自信がないのでいつもですが)カミさんの主導で大豆を下茹でしてもらいました。
我が家の大豆は収量が安定せず、枝豆にして食べた分を除くと、乾燥豆として保存できるのが毎年2~3kgです。
ですから、来年の種どり分を除き、味噌作りをしているとほぼほぼそれで消費してしまうことになります。
面積も限られているし、他に作りたい野菜もあります。
今後のことはいろいろ考えるとして、味噌作りを始める前から余っていた古い豆を使ってもらうことにしました。
ただ古い豆はとても固く、やわらかく茹でるのに時間がかかります。
そこでカミさんは考えて、下茹でを普通の鍋で時間をかけて行い、アクを取り除いてから本茹でを圧力鍋で行うようにしました。
鍋が小さいので、味噌を漬ける数日前から少しずつ何杯も茹でて、樽に仮置きしておき、
当日に温めなおしてつぶす、というやり方で効率的に実施しました。
家族が全員で味噌作りにかかわってくれました。
家族で手分けしてやると仕事がはかどります。
温めなおした大豆をマッシャーですりつぶして(これが一番疲れる!ので手伝ってもらった)できた大豆のペーストが次々ボールに入れられてきます。
麹は高温で死んでしまうので、50℃を下回るまで冷まします。
今回使用した乾燥麹は、こちらです。
本格的な生麹を、とも思いましたが、保存や下準備手軽なので今回も乾燥麹です。
冷めたらビニール袋に大豆を投入して、麹、塩を投入します。
ぬるま湯で戻してから使うのが定石ですが、水分を多めにして、乾燥のまま投入しました。
袋の上からもんで押して、ひっくり返して、材料をよく混ぜます。
温かいのと、むにむにした感触がとても心地よいです。
混ぜ終わった味噌の素を、つかんで野球ボール大のダンゴ上に丸めます。
いきおいをつけて投げ込みます。
空気が入らないよう、思い切り、狙いを定めて隙間をつくらないように順番に樽を埋めていきます。
投げ込み風景です。
仕込み完了です!
投入し終わったところです。
苦労しましたが、大豆2kgなので、このくらいのボリュームです。
これでほぼオヤジんちで1年分に使う量が確保できます。
(ご家族の人数、使用量によっても変わってきます)
表面をならし、塩をまぶし、このうえにさらに重しをします。
(各容器およびビニールの消毒は作業直前に済ませております。)
重しをし、新聞紙で蓋をした樽は、部屋のなるべく涼しい一角に安置します。
また、土用の頃に天地返しをします。
今年も家族の全面的な協力をもらって(オヤジはほとんどお手伝いだったな・・・)仕込みを完了しました。