台風と、地震

9月5日未明は台風21号の通過、そして翌日の9月6日未明には「北海道胆振東部地震」。

北海道は2日連続で大きな災害に見舞われました。

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台風21号

オヤジんちには小さいけどビニールハウスがあります。

元農家さんから安く譲っていただいた中古の資材を使って建てました。

もともと中古なので丈夫ではありません。

ちょっとした強風でも大きく揺れて、中にいると壊れるんじゃないか不安でなりません。

まして台風が通過するとなると尋常ではありません。

そのまま骨組みごと風で持っていかれるんじゃないかと心配で、去年の台風の時などは、前日にビニールを全部外しました。

結果的に大した強風ではなかったので、今回はどこかで油断していたのかもしれません。

ビニールを外さずにその日を迎えました。

深夜の1時頃から風の音で目が覚め、自宅も風できしむような音が明け方まで続きました。

畑が気がかりで、停電でまっくらな室内から10分おきに2階から畑を眺めました。

明るくなって外に出てみると、

ハウスは大丈夫でしたが、トマトの雨よけトンネルが崩れかけていました。

ビニールが半分はがれて飛んで行ってしまいました。

こっちこそ、ビニールを外しておけば良かった、と思っても後悔先に立たず、です。

となりのキュウリも無残なありさまです。

ありゃりゃ!

なんと、マメの支柱がほとんど倒れています!

なんということでしょう。

葉っぱを豊かに茂らせた、紫花豆と白花豆を筆頭に、収穫を楽しみにしていた豆たちの支柱が、ぺしゃんこになっているではありませんか!

実のところ、豆の支柱は毎年のように強風で傾いたりして、そのたびに手直しするのですが、今回のように強力な台風で軒並み倒れてしまうのは初めてです。

ビニールハウスが無事で何よりでしたが、台風への備えはいくら万全でも万全すぎることはない、と今更ながら思いました。

ビニールを全部外す手間を惜しまないことで、ぐっすり眠れますものね。

それをしたとて、被害は避けられません。

仕事もあるので、とりあえず暇をみて修復していこう、と思った矢先、今度は大地震でした。

翌朝は、大地震

翌日未明3時過ぎ、スマホのただならぬ警報音で目が覚めました。

寝ぼけていたので鮮明ではなかったのですが、結構な揺れでした。

震度5だそうです!

同時に停電がはじまり、2日連続でただならぬ朝を迎えました。

動転していてその時の写真や動画を撮っていなかったので掲載できないのが残念です。

とりあえず職場と連絡をとり、全員の無事を確認、いったん職場に集合しましたが・・・。

交通はストップし、息子の学校は臨時休校。

通勤の途中、すべての信号は消えていて、職場も停電していました。

その時の情報では、北海道内の電力復旧は1週間ほどの見込みだとのこと!

電気がなければ、パソコンもFAXも電話もプリンターも何もかも使えません。

ガソリンスタンドも停電していては、ポンプが作動せず給油ができないというじゃありませんか!

物流もすべてストップしていて、これは仕事ができない、ということで、結局自宅待機、ということになりました。

繁忙期にこの状況は、逆にオヤジ的にはありがたい!

だって、畑の手直しをとことんできるからです。

必死こいて、トマトと、豆を修復しました。

連続写真がなくてごめんなさい。

なんとか元通りに近い状態にまで直しました。

トマトの苗も折れたり曲がったりしていましたが、なんとかほぼ生き残っているみたいです。

豆の支柱です。

ここまで元通りにするのは正直大変でした。

家族の協力のおかげです。

かなりの本数の竹が折れていましたので、予備の竹を添え木にして建て直しました。

折れた茎も多いので、100%は無理ですが、なんとか持ち直してくれるでしょう。

停電・・・

初日と2日目の夕食は、キャンプ用のランタンの灯りで夕食を食べました。

さいわいなことにガスと水道は使えるので、冷蔵庫の食材と畑の有り合わせの野菜でかみさんが作ってくれました。

停電が続くと、冷凍室の保存食がどんどん解凍されていくので、主婦としては腐りそうなものから使って、という風に頭を悩ませたようです。

電気がないと何もできません。

今後のことが不安なので、携帯ラジオを聴きながら復旧の進み具合をチェックしました。

風呂はさめた残り湯で行水、2日目はやかんの熱湯をまぜて、適度なぬるさにして体を洗いました。

2日目の深夜に電気が復旧しました。

道内ほぼ全域で停電、という例のないことでしたが、迅速に復旧がすすみ、ありがたいことでした。

途中、携帯基地局のバッテリーが切れたらしく、固定電話も携帯もインターネットも通じない時間もありました。

運よく、キャンプ用に買った大容量のモバイルバッテリーがあったので、メールやSNSなどで遠方からの安否確認に応えることができました。

SNSを通じてお声かけくださった全国の方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。

不安な時にとても励ましていただきました。

本当にありがとうございます。

今回の台風と大地震、大変な被害を受けた方が多くいらっしゃいます。

少しでも早く、良い方向に進むことを願っています。