オヤジの畑、秋まではこんな風景でした。
ところが、週末に朝起きると・・・・
一変してこんな風景に!!
雪虫が飛び、冬は突然やってきます!
そうです。
冬はこんな風に、突然やってきます!
オヤジも北海道に住んで17年、わかってはいるのです。
10月20日、畑仕事をしながら綿毛のような雪虫がいっぱい飛んでいるのを見ていました。
「あー。今年もそろそろ初雪だなあ・・・」
北海道に住む人ならおなじみの光景ですが、この時期、外で無数の雪虫(ゆきむし)が乱舞する姿が見られます。
綿毛のような白い外観のせいか、冬の訪れを知らせる妖精のように語られることもありますが、実際はアブラムシの仲間で、捕まえてみたらただの羽虫にしか見えません。
この雪虫が飛ぶと1週間から10日の間に初雪が降ると言われています。
うまく撮れていませんが、ご覧ください。
実際にそのようなタイミングで初雪が降りますし、気温も日に日に下がり、露地の野菜も育たなくなってきます。
だから冬を迎える心構えがあるはずなのですが、日々の忙しさにかまけて、畑をほったらかしにしがちです。
北海道の積雪は、少しずつ降って徐々に積もるものではなく、ある日突然風景が変わります。
アスパラ畑が・・・
こんな風に雪をかぶります。
露地のキャベツや白菜のトンネルもそのままだったため、雪の下になってしまいました。
凍結した路面では夏タイヤで走るのは危険なため、自家用車のタイヤもスタッドレスに交換して備えておりました。
しかし、畑はろくに片付けずほったらかしです。
こんな風景を前にし、ようやくスイッチが入ります。
今年初、長い柄をつけたブラシでハウスの雪を降ろします。
雪の重みでハウスがつぶれるのを防ぐためです。
積もった朝は、ビニールをはずす12月初めまでこの日課を続けます。
残った野菜の収穫を、急ぎます!
肥料袋栽培の滝の川ゴボウです。
倒れないようタイヤを積んだ中に立ててありましたが、
こんな状態です。
3つのうち、1つは春まで置いておくことにして、2つを収穫します。
タイヤをはずし・・・
袋を切ってゴボウを取り出します。
土をかぶってはいますが、白い肌が初々しいゴボウ。
今年も薫り高いゴボウを頂きます!
ほったらかしだった、黒田五寸人参。
同じく雪をかぶっています。
左が春蒔き、右が夏にずらし蒔きしたものです。
泥を洗い流したところ。
2か所合わせて1㎡くらいの栽培面積です。
それぞれ同じ面積ですが、ずらし蒔きした方が生育が良いようです。
積もってから2日後、まだ雪は残っています。
花豆、とら豆、インゲンの収穫も残っていました。
おやつや酒のつまみなど、自在に利用できる花豆。
からからに乾いた鞘ごともぎ取ります。
高級食材のとら豆も、いとおしい粒を確認しながら収穫です。
少しずつ、冬の準備です。収穫物は家の中へ!
散水用のホースは今年も外に出しっぱなしでした。
あまり好ましくないのですが、水やりしたいときにすぐできるので、ついつい出しっぱなしになっています。
もうすぐ根雪でホースの中が凍り付くので、今のうちにしまいます。
こんなふうに巻いて、春まで倉庫に保管します。
家の中には、しばらく収穫物があふれます。
少し前に収穫した小豆です。
花豆、とら豆、そして初の種どりに挑戦する(うまくいくのか?)モロッコインゲンとすじなしインゲンです。
おいしい黒田五寸人参は、葉っぱをとり保存します。
滝の川ゴボウは、水分が抜けないよう、細かいひげ根は取った状態でビニール袋に入れて保存します。