昨年のサツマイモは一昨年に比べたくさん獲れました。
(昨年の記事はこちらです。)
昨年は、いつもの紅あずまに加え、紫芋を作り、そこそこの収量でしたが、紫芋の使い道がはっきりせず、また味もそれほどでなかったため、継続して作るのは断念しました。
年取ってくると人間そうなるものかもしれませんが、そこそこおいしければ、新しい品種に挑戦するよりは、毎年作ってる品種を安定して作れる方を選ぶ、安定志向のオヤジです。
今年も作りやすく、味も良い「紅あずま」を作ったオヤジですが、春先に色気を出して、こんなことをやってみました。
サツマイモの苗を作りたい!
4月20日のことです。
昨年から残っていた、小さい芋。
これを芽出しして、サツマイモの苗を作れないだろうか?
サツマイモの苗は、10本一束で400円ほどします。
これを余った芋で作れればただで済むじゃないか!と思い、試しにやってみようと思いました。
「サツマイモ 育苗」などのキーワードで検索すると、関連のページで情報が手に入ります。
48度のお湯に芋を40分ほど浸してから始めると、芽出しがよくなるそうです。
余りものの育苗土に芋を植え、
土に湿り気を与え、新聞紙をかぶせます。
室内の暖かいところに置き、芽が出てくるのを待ちました。
途中から、暖かいハウスに移し、適度に湿らせて、気長に待ちました。
ですが・・・
芽が出なかった!!
いつまで経っても、芽が出ません!
なんだか腐っているようです。
これは失敗しました。
ということで、購入苗を植えました。
しかたなく、今年も購入苗を植えました。
今年は少し早め、5月29日に植えました。
耕運機で土寄せして作った高畝に、30センチ間隔に、苗を刺していきます。
来年はこんな苗を芽出しから作れたらいいな、とひそかに思っています。
40株ほど植えました。
曇りの日に行い、水やりに気を付けたので、今年はほとんど枯らさず、植えなおしもありませんでした。
2~3週間すると活着し、色が紫がかってきます。
根が張り、新しい芽が出てきます。
もう安心です。
7月28日の様子です。
夏になり、さかんにツルを伸ばし、生命力あふれる外観になります。
もっとも、雑草もさかんに伸びていますが(汗)。
今年も収穫です!
10月も終わろうとしています。
寒さに弱いサツマイモ、もう収穫のタイムリミットです。
どこにあるのか、雑草で分かりにくいですね。
周りの雑草を抜き、ツルを抜いてマルチを良く見える状態にします。
その方が作業がしやすいからです。
マルチをスコップで浮かし、はぎとってから、スコップを入れます。
武骨ですが、こんなに太い芋も獲れました。
肥料控えめでしたが、今年も大きな芋がたくさん獲れたなあと思います。
昨年の芋の、芽が出ていました!
かみさんに言われて気が付いたのですが、こんな風に、昨年のイモが室内で芽出しされていました。
夏の暖かい部屋でこうなったのでしょう、春先に北海道で芽出しするにはよほど温度管理して工夫しないと、ええ加減な方法では無理なのですな。
大変もったいないのですが、タイミング的に役に立たないと思い、堆肥の山に混ぜることにしました。
そのまま煮てもおいしいサツマイモですが、このようにカボチャのシチューに入れたりもします。
人参、サツマイモ、カボチャ、インゲン(冷凍)は自家製です。
ジャガイモほど多用する食材ではないので、翌年に余らせてしまうサツマイモ、来年余ったら何とか芽出しして再利用できたらなあ、と淡い野望を抱いています。