ゴールデンウィークに入り、天気は好天が2日と続かない有様です。
雨天と晴天が交互にやってくる状況では露地が乾かず、基本的に耕せないので露地の畑作りは足踏み状態となります。
ですので、雨が降った時のオヤジは、自宅内の接ぎ木苗などの管理やハウス内の環境整備をしながら露地に手をかけるチャンスを伺います。
ハウスに夏野菜の苗を定植します!
4月25日、ハウス内の温床の夏野菜苗が定植適期になりました。
特にトマトはひときわ背が高くなり、温床に閉じ込めておくのが申し訳ないほどになりました。
3月初めに播種して、約50日でここまで育ちました。
固定種の房成真黒茄子です。
2月初めに播種し、途中から温床に移し、80日ほどでこの大きさになりました。
昨年種どりしたものを初めて、ハウスに定植します。
(種どりしたときの記事は、こちらです。)
ちゃんとしたおいしいナスができるか、今年初めての試みです。
人生は壮大なる実験、といきたいところです。
霜から守る、ひと工夫!
定植直後、倒れないように支柱にゆるく縛り付けて支えておくのですが、短くカットした支柱を使っています。
なぜかというと・・・
霜の危険のある夜間に覆うためのトンネルを設置するからです。
夜間2~3℃になる日は、夕方このように蔽って少しでも暖かくなるよう、苗を守ります。
こんな感じです。
朝、温床の電源を切る時に、これらトンネルも開けてやります。
ハウスの側面も、その日の天気、気温に応じて開閉を調節しています。
晴天は広めに開け、雨の時は控えめにします。
オヤジんとこのハウスはもらいものの資材で立てた古い隙間だらけのハウスです。
また、ビニールも使えるだけ使う(3~4年くらい)ので、細かい穴が開いたり破けたり補修しながら使うので、いくらハウス内といえどもナス科の夏野菜にとってはこの時期はまだ不安です。
ですので、このようにひと手間かけて安心を確保するようにしています。
キュウリ、トマトの支柱にビニールトンネルするには?
キュウリや、トマトのような長い支柱を必要とする野菜は、もうひと手間かけています。
(写真は今年定植したキュウリ「黒サンゴ」の接ぎ木苗です。)
ナスと同じように、トンネルを設置します。
GW中に支柱を立ててしまおうと、思い切って家族に手伝ってもらい、立ててしまいました。
仕事が始まると、また慌ただしくなって時期を逸する(キュウリはツルを伸ばしてみるみる成長してくる)ので、休み中に終わらせて正解でした。
ただし、そのまま立てると寒い夜にビニールをかけられません。
少し考えて、トンネルのアーチを支柱の内側に移動して、支柱が立った状態でもトンネルビニールがかぶせられるようにプチ工夫してみました。
ビニールをかぶせた状態です。
われながらうまく考えたなと思いました。
誰もほめてくれないので、自画自賛します(汗)。
トマトも同じように考えます。
背が高く、そのままでは現状でもトンネルにつっかえます。
そこで、成長点を低くさせるため、根鉢を寝かせた姿勢で、写真のように植えます。
(その日のうちに苗が上を向く生命力あふれる写真は、こちらの記事で)
トマトも支柱を立てました。
トンネルをかぶせた状態です。
ハウスに定植した分、温床にスペースができました。
自宅内で播種して育った露地用のナス科の苗を入れていきます。
カボチャを播種したポット、トウモロコシ(ハウス用)のポットも入れます。
苗を移動したり、出し入れしたりと、温床のメンテナンスは細かく、案外時間のかかる作業です。
GW中にこういった作業ができるのはありがたいことです。
さて、久々に霜注意報が出ました。
備えをしておいて良かった!
ハウスには、温床に入りきらなかった、ヒマワリの苗とか、
バジルとシソの苗が置いてあります。
やらないよりはましだと思い、このようにありあわせの不織布で覆いました。
5月いっぱいは、ハウスの中も寒さ対策をして、野菜を守りたいと思います。