年もあらたまり、久々の投稿になりました。
ひとつひとつの題材を長い時間軸でとらえて紹介しようとすると、ついつい筆をとりそびれてしまいます。もう少しまめに更新するように努力したいものですね。
もう2年ほど前ですが、種どりを積極的にやるぞ!と宣言していました。
(その時の記事はこちら)
目標をすべてクリアはできていませんが、2019シーズンはこれまで種採りしていなかった野菜にも挑戦し、少しだけ前進することができました。
ナスは交雑しにくいそうです!
野口種苗さんの種は、固定種を中心に良い種を扱っていらっしゃるので、オヤジもお世話になっています。
注意書きにもあるように、自家受粉なので交雑しにくく採種しやすいとのこと。
一昨年から作っているこのナスは、とても柔らかく、おいしい品種です。
迷わず種どりしたい品種です。
ナスの育苗は冬から始まります!
ナスは、ピーマンとともに、オヤジが最も早く種蒔きする野菜です。
2月初め、まだ外が雪に閉ざされているうちから、家の中でセルトレイで育てます。
湿った新聞紙をかぶせても芽出しに2週間ほどかかります。
本葉が大きくなるころ、ポットにひと株ずつ移植します。
ナスはトマト以上に育苗期間が長く、80日ほどかかります。
3月下旬からはハウスの温床に移し、お日さまに当てながら大きく育てます。
4月下旬、ハウス内に定植する大きさになりました。
露地はまだ寒いのでまだ定植できません。
露地用のナスは1カ月ずらして種蒔きし、5月末~6月初めの定植を目指します。
ハウス内に定植後、5月下旬ころから花が咲き始めます。
とても美しい花です。
6月22日の写真です。
小さな紫の実を見ると、ああ、今年も収穫期がやってきたなあ、とワクワクしてきます!
種採りは、こんなふうに取り組みました!
ナスの種どりは初めて挑戦します。
いつもなら片っ端からかみさんが獲ってくるのですが、種どりするにはしばらく成らせて大きく熟してから獲らなければいけません。
そこで、種どり用のものに赤いリボンをつけておき、かみさんに「とらないでね」とおねがいしておきました。
7月26日、大きくなりました。
ひびが入っています。
熟しているから、もしかしたら鳥やタヌキにいたずらされるかも、と思い、ネットをかぶせました。
10月14日、収穫しました!
12月3日のナスです。
しばらく室内でほったらかしにして乾かしていました。
さあ、中身を見てみましょう!
干からびているので、固いかなと思いきや、案外楽に包丁が入りました。
スポンジ状のワタの中に種が整然とつまっています。
ボウルに水をため、ワタからたくさんの種をこそげ落としました。
全部は無理でしたが、できるだけ種をこそげ落として・・・
かき混ぜてみても水に浮くものは取り除きます。
水洗いして、ごみを除きます。
あまりスマートではないのですが、ティッシュで水分をふき取りました。
種がこんなにいっぱい採れました!
1週間ほど乾かしたら、サラサラの種がいっぱい!
たった1個のナスからこんなに種が採れるとは!
2月に種蒔きして、命のリレーがうまくつながるか、エビデンス(検証結果)をまたブログで報告したいなと思います!