オヤジんとこのキュウリは、毎年「黒サンゴ」という品種を種から育て、接ぎ木苗にして定植しています。
(接ぎ木したときの記事はこちらです。)
「黒サンゴ」のおいしさを知って以来、他の品種に挑戦する気が起こらないくらい、「黒サンゴ」オンリーになっています。
しかし、ここ数年、病気の蔓延なのか、1カ月もまともに収穫できないまま枯らしてしまう残念な状況です。
家族全員大好きなキュウリを長きにわたって楽しめるよう、今年も試行錯誤を続けました。
キュウリはなぜ病気になるのだろう?
6月16日のハウスの様子です。
たくさん獲れ出した頃の写真です。
相変わらず尻は細いですが、たくさん成っている様子を見るのは本当にうれしい気持ちです!
キュウリは他の野菜に比べ、こまめな水やりの必要な野菜です。
水分が少ないと、なぜかこのように曲がったキュウリになります!
特にハウスは暑いので、毎朝大量に水をやってから仕事に出かけるようにしています。
根元の写真です。
ネズミにでも荒らされたのでしょうか?土が掘り起こされています。
初めてのことですが、だめになってはいないようです。
様子を見ることにしました。
ネットやものの本で調べると、キュウリは大量の水が必要な反面、湿気に弱い性質があるようです。
毎年かかる立ち枯れ病(?)は湿気によるカビが原因ではないかと考え、株元への水やりをやめ、株間のマルチに穴を開け、そこから注入することにしました。
また、マルチの外にも水を流し、根元が湿らないように心がけました。
枯れた葉っぱを片付けます!
8月18日のハウスの様子です。
ここ3年ほどは1カ月ほどで立ち枯れてしまうキュウリですが、細々ながら2カ月間収穫できています。
水やりの仕方とともに心がけたのが、枯れた葉っぱの刈り取りです。
収穫が続くと、上の写真のように葉っぱが黄変したり、枯れてきます。
立ち枯れの初期に散見される葉枯れを早めに片付ければ病気の蔓延を防げるのではと考え、枯れた葉っぱを見つけたらこまめに取り除くことにしました。
土に混ぜたら菌が畑に残ってしまうのではないかと思ったので、残さず回収して、堆肥にも混ぜずゴミとして処分しました。
露地のキュウリも、長持ちしました!
こちらは6月に定植した、露地の黒サンゴです。9月初めの様子です。
同じように枯れ葉をこまめに取り除き、10月初めまで細々ながら収穫を続けられました。
露地の10月8日の様子です。
まだ葉っぱが残っています。
少しでも色の悪い葉があれば取り除くので、下の方が茎だけで情けない外観になりますが、その分上から新しい葉が育って、ゆっくりですが実を付けてくれます。
キュウリの1本漬け、最高!
このように長い収穫でうれしかったのが、キュウリの1本漬けをたくさん食べられたことです。
塩、砂糖、昆布、酢などを混ぜた調味液に漬けて、一日あればおいしく漬かります。
暑い夏のおやつにもいいのではないでしょうか?!
どうです、このボリューム感!
まるごとかじれる幸せを感じます!
10月8日の食卓です。
な、な、なんと!今年はサンマの旬の季節まで、キュウリの1本漬けを食べることができました!
普通、キュウリの収穫期間としては3カ月は当たり前ですが、今年は久々に長く楽しめました。
来年も同様に、長く楽しみたいです!