オヤジんとこは、カボチャを毎年露地に植えています。
品種は、毎年「雪化粧」と「みやこ」を必ず植えます。
どちらも、北海道ではポピュラーな品種です。
(昨年のカボチャの収穫した模様は、こちらです)
しかし、どちらも市販のF1種を植えているので、継続した種どりができません。
種どりしたことはありますが、交雑してしまうのか、次の年に蒔いた種が色の揃わないカボチャになってしまいます。(その失敗例はこちらです)
オヤジの近年のテーマが「自家採種の強化」なので、やはりカボチャも固定種に挑戦したい!と思い、見つけたのがこのカボチャです。
東京南瓜!
いつもお世話になっている、野口種苗さんのHPで見つけました。
写真で見るに、西洋カボチャ系のつるっとした外観です。
「みやこ」や「雪化粧」と外観は似ています。味も似ているかもしれません。
北海道の気候にあっているか不安ですが、何事もトライしてみないとわかりませんので、Let’s tryです。
5月下旬の露地の様子です。
肥料を控えめに入れ耕した後、黒マルチをして、地温を上げ、定植の準備をします。
6月2日、いとおしい苗を、植えました。
70cm間隔に定植しました。
保温と風よけのために、肥料袋の底を切って行灯状にして苗を一株一株、囲います。
手前の2列が、カボチャの行灯です。
その向こう側は、トマト、ナス、ピーマンです。
ちぎれんばかりの強風にさらされる日も多いのですが、これなら安心です。
6月下旬。
苗が大きくなり、行灯も取って良い頃になりました。
さあ、ツルが伸びてきましたよ。
雑草も増えてきたころ、人工授粉を行います。
雄花です。
このおしべを雌花のめしべに擦り付けて人工授粉してやるのです。
(その時の写真がありませんでした!すみません!)
8月になり、実も大きくなります。
上の写真は「みやこ」です。
これは「雪化粧」です。
さあ、今年もカボチャの収穫です!
9月中旬の東京南瓜です。
小さいけど、どうにか収穫を迎えられそうです。
毎年のことなのですが、カボチャ畑はつるを伸ばすため、草取りが非常にやりづらく、いつもこんな有様です。
どこにカボチャがあるのやら・・・。
品種ごとにエリアを分けていたので、混ざらないように分けて収穫します。
左が「東京南瓜」、右が「雪化粧」です。
しかし、まめに人工授粉したとはいえ、色が似通っているなあ・・・。
交雑しちゃったかな?失敗?
こっちは「みやこ」です。
今年はどの品種も非常に小さく、収穫も雑草の中を宝探しみたいな感覚でした。
品種別に棚を分けて、品種名を書いた紙を各段に置き、混ぜないように留意します。
いちばん上が「東京南瓜」、その下が「雪化粧」、そして「みやこ」です。
「東京南瓜」はこの中から種をとり、来年に植えてみます。
ちゃんとできるか、1年後が楽しみです。