久々の投稿です。
今年の2月10日に味噌を仕込んで以来、オヤジ自身もしばらく畑のことに手いっぱいで味噌のことをすっかり忘れていました。
この状態で室内に保管していました。
(味噌を仕込んだ時の記事はこちら![初の、味噌作りに挑戦します!])
味噌の天地返しを、します!
最初は断熱材の薄い食品庫に保管していました。
しかし、オヤジんちの食品庫は夏場は気温が上がりやすいので、春からは居室に移しました。
納豆菌堆肥と同じ部屋だと、強い納豆菌に負けちゃうだろうと思い、念のため違う部屋にしました。
仕込んだら発酵の途中で天地返しをしなければならないのだとかみさんに教えられ、久々に樽の中身を確認したのが、5か月後の7月15日です。
久々に開けました。
さあ、どうなっているかな?
かっこ悪いですが・・・表面にカビができています!
袋や味噌の上面も焼酎で殺菌したのですが、こうなってしまいました。
かみさんにこそげ取ってもらいました。
取り出して、また団子状にして樽に詰め込んで(というか、投げ込んで)いきます。
全部投げ込んで、平らにならしたところです。
初回と同じ要領で詰め込みましたが、上の方から詰め込んだので、切り返したことになります。
表面を焼酎でなでつけ、空気を抜いて重しをします。
作業日を忘れずに書いておきます。
「今日から、うちの味噌です。」
この後、オヤジの仕事も忙しくなり、しばらくは味噌の「み」の字も頭から離れていました。
でも、ある日のことです。記録をつけていなかったので、写真の撮影日を参考にすると、たしか8月30日だったと思います。
空の味噌樽が部屋の片隅に置いてあり、
冷蔵庫の中に見慣れない大きなビニール袋が占拠しています。
そんなことでなんとなく気づいてはいたのですが・・・
朝ごはんに出てくる味噌汁の味がなんだかほんわかした味です。
「今日から、うちの味噌です。」
かみさんが言いました。
ああ、ついに、手前味噌がやってきた。
やってきた、というのは正しい表現ではないかもしれません。
でも、大豆と塩と麹菌が力を合わせて作り上げた、自然の営みがオヤジんちの食卓に届けられたので、なんだか「来てくれた!」という気持ちです。
手作りの味噌は、麹の甘い香りと味がよくわかります。
そして、化学調味料や添加物を加えていないせいか、舌にぴりっとくるとげとげしい感覚がありません。
とてもやさしい味です。
豚汁にしてもとてもおいしいです。
おやじんちの大豆が味噌になりました。
食卓でしばらくお世話になります。