除雪は図形の勉強?

オヤジんちは北海道の豪雪地帯に移住して、それなりの広さを有する土地に住んでいるため、冬期の生活のために除雪機を所有しています。

現在の除雪機は2代目です。

ディーゼルの18馬力です。

公道から我が家まで50m以上もあるため、自家用車、新聞配達や郵便屋さんの車の出入りなどのため、日常的な除雪が必要です。

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除雪機って、どんな機械?

除雪機は、オーガという部分が回転して雪を噛みこみ、それをブロワー(回転する羽根のようなもの)で上部のシューターから雪を遠くに飛ばしながら走行する機械です。

オヤジんちのは、大きめですが、小さなものから巨大なものまであり、雪国、とりわけ北海道の豪雪地帯では日常的に使われている機械です。

ガソリンで動くもの、軽油(ディーゼルエンジンは軽油で動く)で動くものがあります。

下部のスパイラル状のものがオーガです。

これがシューターです。

オーガが砂利をしょっちゅう巻き込むので、摩擦でだいぶ塗装がはげています。

回転し、オーガで取り込んだ雪を飛ばす向き、距離や高さを自由に調節できます。

生活スタイルによっては、手作業による除雪では途方もない手間と時間がかかるため、除雪機がないと、オヤジの住む田舎では冬の生活はかなり厳しいでしょう。

たかが除雪、されど除雪!

機械を使っての単調な作業ですが、除雪機による除雪は案外奥の深いものです。

効率よいコース設定と操作が必要です。

除雪機は、前に進むことによって雪を巻き込んで飛ばしていきます。

通り過ぎた後には当然雪は残っていません(きちんと飛ばせたら、ですが)。

ですので、同じ場所を進むことは燃料と時間の無駄になります。

当然ながら、除雪機の格納場所から除雪は始まります。

車が出入りできるよう、雪を取り去るべきエリアを無駄なく取り去り、最短の時間と燃料消費で元の場所に戻ってくるのがもっとも効率的な除雪機の運用方法です。

スキーを滑りながらシュプールを描いていくように、除雪機を使ううちに、なんだか雪を飛ばしながら図形を描いている気分になっている自分に気がつきました。

そうだ、除雪は図形を効率よく描くお勉強なんだな、と今更ながら納得したオヤジです。

オヤジんちの除雪コースは3つあります!

①は、常に除雪する場所です。

自家用車の出入り、自宅を訪問する車のために常に通れるよう、きれいにしておく場所です。

したがって、20cm以上積もったら除雪するようにしています。

明け方早起きして除雪することもあれば、仕事から帰宅後にすることもあります。

休みの日中にすることもあります。

積雪は不規則にあるので、状況に応じて日常的にするコースです。

①エリアの除雪後の様子です。

縦に筋のように何本か残っているのは、オーガの幅ぎりぎりに除雪していくゆえに残る筋です。

これも少ない往復でなるべく広いエリアを除雪するこつです。

②は、自家用車の置き場所です。

多少積もっても、車の出し入れには困らないところです。

①を2回やるうち、1回やれば充分な場所です。

②エリアの除雪後の風景です。

除雪機のキャタピラの跡がくっきり残り、「あー、きれいに雪はねたなー」

(北海道の人は、除雪を「雪はね」といいます)って思います。

オヤジが冬の日常でもっとも好きな風景のひとつです。

③は、ハウスやニラトンネル周りです

ニラトンネルは2月、ハウスは3月初めにビニールを張ります。

その時まで、雪が固い山にならない程度に時々飛ばしておく程度のエリアです。

生ごみを捨てに行くコンポストへの通路ですが、雪を漕いでいけば日常的な行き来は可能です。

ただ、ハウスにビニールを張ってから大雪になった場合は、ハウスの雪害を守るため、常にきれいにしておきたいところです。

③エリアの除雪後の様子です。

除雪の様子を動画で紹介します!

言葉で説明するよりも、動く映像なら見てのごとし!

動画編集ソフトで○○の手習いよろしく作ってみました。

今年は雪が少ないうえ、撮影の余裕を考慮して日中の、雪の少ない日を選びました。

ですので雪のボリューム感はいまいちです。

よろしければご覧ください。