広い北海道、エリアによって特色があります!

本年も本ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

ブログを引っ越しして、ちょうどよい区切りですので、何回かかけて、移住者から見た北海道についての考察や、オヤジ的暮らしの1年の流れなどを紹介します。

特に北海道に移住を考えているかたには、少しばかり参考になることと思います。

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北海道のエリアは大きく分けて、4つ

①道北エリア

文字通り、北部のエリアです。
北海道の、そのまた北部ですので、より寒い地域です。
本島の最北端は稚内市。1年を通じて気温が低いので、多様な作物は栽培しにくく、どちらかというと酪農がさかんです。
ただし、農業技術の発展とともに、農業、とりわけ稲作の可能な北限がかなり広がってきています。
このエリアには、三浦綾子さんの小説「氷点」の舞台として有名な旭川市があり、
周辺都市も含めて人口も多く、北海道有数の稲作エリアです。

ウィンタースポーツでは、スキージャンプが有名です。葛西紀明選手、高梨沙羅選手も道北の出身です。

②道央エリア

オヤジが住んでいるのが、ここです。
石狩平野が広がり、北海道でいちばん人口の多い札幌市があります。

豪雪地帯でありながら、北海道でいちばん四季のメリハリがはっきりしていて、季節ごとの楽しみが多いと思います。

冬はマイナス15度を下回る日もありながら、夏はプラス30度超えの日も多く、稲作麦作はもちろん、寒さに弱いナスやピーマン、トマトなどの作物も露地で栽培できるので、最も多様な農業が展開されています。

③道南エリア

観光客に人気の、函館市を含む、北海道では比較的温暖なエリアです。

道央に比べて雪が比較的少ないので、雪が苦手な人は(どちらかというと)住みやすいかと思います。

本州からの上陸港として集団移住の起点になった歴史があるせいか、建築を含めた文化面で本州寄りの香りを残しています。
東西に細長い形状で、南北が海に接するので海産物が豊富です。

④道東エリア

北海道の中でも最も個性的なエリアだと思います。
中心都市の帯広市が代表するように、雪が少ないが年間の平均気温が低く、雪より氷のイメージが大きいです。実際にウィンタースポーツもスケート競技が盛んで、オリンピック選手を多く輩出しています。

寒すぎてか、稲作地域は少なく、農業は畑作が中心で麦作、ジャガイモやビート(サトウダイコン)畑が多いです。
酪農がもっとも盛んな地域で、牛さんの数も多いです。

釧路や根室市の方では日照が少なく農業よりも漁業が盛んです。
カラフルなイメージは少ないですが、昔から本州の人が抱く北海道の典型的な風景が多いところだと思います。
オヤジが「北海道に引っ越す」と打ち明けると、「ほお、牧場でもはじめるの?」なんて言われるくらい、見渡す限りの大平原、みんながもっている北海道のイメージを代表するところだと思います。

観光地の知床や、網走、阿寒湖もあり、夏にレンタカーで車窓の風景を楽しみながらの観光に最高です。

どのエリアに住もうか?

北海道に移住したい、と思う人はとても多いと思います。
もし、縁もゆかりもなくて、とにかく北海道にあこがれて、住みたいとしたら、住んで何をしたいか、をきちんと決めてから、地域を選んだほうが良いと思います。
オヤジの場合は親戚が身近にいることと、なによりも、多種類の野菜が収穫できるので、道央を選びました。
雪は多く、11~3月までほぼ作物の収穫は見込めませんが、栽培の準備を含めた1年の営みが組み立てられるので、今のような暮らしができているのかな、と思います。
ヒツジが飼いたい、なんていう人は道北の牧羊エリアがいいかもしれませんし、活イカが大好きで、という人は、夏の函館が天国だと思います。

あこがれはもちろん大事です。それと同じくらい大事なのが、具体的に北海道で何をしたいか、どんな暮らしがしたいか、明確にできれば、移住がより現実的になるのではないか、と思います。