オヤジんちの小さな畑、ここを中心にオヤジ家の1年はまわっています。
まだまだ自給自足と言い切るには、ささやかな野菜作りですが、春夏秋冬のサイクルを味わいながら、これからも続けていきたいと思います。
本当に、ざっと・・・ですが、そのサイクルを紹介したいと思います。
年明け~初夏の営み
1月 ~冬休み!~
外は一面雪景色です。ビニールハウスも骨組みだけで、すべて雪にさらしてあります。
ハウスの雪下ろしをしなくてもよいこの時期は、骨休めできるひと時です。
この時期に、シーズン中にあったことを記事にする余裕があるので、投稿数が自然と増えるのですが、今年はブログの引っ越しなど、新たな取り組みに力を入れたので、少し投稿がおろそかになってしまいました。
これから頑張って投稿しますね(汗)。
ちなみに、現在の畑はこんな状態です。下の通路は、コンポストに行くための通路です。除雪機で定期的に雪をとばして作ってあります。
屋根を取り去ったお休み中のビニールハウスです。かみさんがコンポストの周りを雪はねしています。
2月 ~ニラトンネル~
雪はまだ融けません。
が、畑の中でニラの固定スペースがあり、そこを雪かきしてビニールで2重トンネルを仕立てます。
オヤジは、この作業を毎年2月1日にすることに決めています。
平日にあたる場合は、その年の気候を踏まえ、前後の休日にずらします。
このトンネルは暖房なしで、太陽の力だけで根雪を溶かし、甘くてやわらかいニラを育ててくれます。
3月中旬頃、食卓をとれたてのニラが賑わせてくれることでしょう!
ハウスで早どりするためのナス、ピーマン、ナンバン(トウガラシ)の育苗を自宅の中で始めます。
すべて、種から育てます。おやじんとこの野菜は種まきから収穫まで自分で手掛けるのが基本です
(もっとも自給自足を目指すからにはあたりまえですが・・・)。
これらナス科の作物は畑への定植までが80日くらいと長いので、逆算してこの時期に播種することになります。
ナスの芽が出るのを楽しみにしながら、昨年の反省もふまえ、今年のハウスの作物のレイアウト、路地の区割りを見取り図にして考えていきます。
3月 ~ハウス始動~
ハウスの始動する月です。
間口5.4m、長さ8mの小さなハウスの周りと内部の固い雪を除雪機で飛ばします。
ビニールを張り、太陽の力で凍った地表を融かします。
気温が上がり、陽射しの良い日が増えてきました。まだ露地は雪におおわれているものの、春の息吹にわくわくしてきます。
自宅内の育苗スペースは元気にナス科の苗が育っています。
今月は育苗期間の短いトマト、それからきゅうり、カボチャの播種にとりかかります。
ナス、キュウリはオヤジが苦手な接ぎ木に挑戦します。
今年こそ!接ぎ木のエッセンスを自分のものにしたいなあ。
3月の終わりにはハウス内に温床を作り、ナス科の苗を移してヒータで育てていきます。
苗が見る間に大きくなり、日に日に楽しみがふくらみます。
4月 ~露地が目覚める~
雪解けが進み、地肌も見えて山菜が芽を出し始めます。
まだピークには早いものの、最初にふきのとうが食べられます。
つぼみに近い開きはじめを食べます。ウドやタラの芽も間もなくです。
ハウスの中はすっかり雪がなくなり、土が乾いたので、耕運機で土を起こして、考えてあった区割りで畝立てします。
ナスとピーマンはハウス内に定植、まだ寒いので、夜間はトンネルや不織布を被せて防寒に努めます。
4月の終わりころには露地のアスパラが獲れだします。
主人が怠惰で面倒を見ないのに、毎年恩恵にあずかり、何ともありがたい限りです。
寒さに強いキャベツ、レタスの路地への定植を、折を見てやります。早どりしたいものの、お天気と相談しながらの試みです。
種ジャガイモの芽出しをしながら、路地の準備も併せて行います。
5月 ~カッコウが鳴くとき~
GWの長期休暇を利用して、ぼちぼち始めていた露地を全面的に耕運機で起こします。
まだ寒さに弱いナス科、ウリ科は置いといて、先にジャガイモや豆類を植えていきます。
カッコウの鳴き声が響きわたる頃が豆蒔きの合図です。
遅霜の心配のなくなる6月初めを見据え、ナス科の区画にマルチを敷いていきます。
雑草や害虫も活発になり、草取りや虫とりに躍起になることも。
ブドウ棚の設営、リンゴやハスカップ、ブルーベリーの面倒も見ます。
6月 ~畑を作り上げる!~
オヤジのいちばん忙しい月です。畑づくりのピーク。
天気の良い日は朝4時半には露地に出て作業します。
ジャガイモの土寄せ、サツマイモ苗の植え込み、豆類の支柱建て、トウキビのトンネル作り、トマトの雨よけ屋根作り、ツルを伸ばすカボチャやスイカの世話、人工授粉、畑を見回って、ありとあらゆることをやります。
夏から秋にかけて、収穫のピークを作り上げるため、頑張ります。
畑を始めた当初は大変でしたが、継続は力なり、10年経った今では、同じ仕事も効率的にこなせるようになり、作物をゆったり眺める余裕が持てるようになりました。
何でも続けてみるもんですね!