ハーブ類は、食卓の主役ではありませんが、お料理に欠かせない名脇役的な存在です。
オヤジんちでは、カミさんがハーブ類の栽培を受け持っていますが、バジルと青シソについては、オヤジが自ら植えることが多いです。
今年もバジルを植えたい!
バジルはパスタ料理に欠かせない食材です。
ニンニクたっぷりのバジルソースをからめたスパゲッティは我が家のお気に入りです。
イタリア料理に欠かせないバジルを安定供給するには、バジルをたくさん植えなきゃならないない!と思い、毎年必ず植えているのですが、バジルの記事を書こうと、バジルの写真を探して見たところ、ほとんど撮っていないことがわかり、愕然としました。
トマトと相性が良い、というので、トマトの株間にはこのように必ずバジルを植えています。
数多く植えていますが、上手に作れず中途半端なまま董が立ってしまうなどして、効率的な活用ができているとは言い難いのです。
でも購入するよりはずっと安上がりなので、毎年種から育てています。
菜っ葉類の董立ちもそうですが、バジルの董立ちした姿もオヤジは大好きです。
工夫次第で種どりも可能だとは思うのですが、今のところは余裕もなく、購入した種で間に合わせています。
バジルと同時に蒔くのは、青シソです。
これもそうめんやソバなどの和食の薬味や、お刺身と一緒に食べるとおいしい、食卓に欠かせない存在です。
ジャパニーズ・ハーブなのですね。
バジルと青シソ、どちらもシソ科の植物です。
地温が高くないと発芽しないので、4月下旬頃から室内で発芽させて、本葉が育ってからハウスで育苗し、定植まで大きくなるのを待ちます。
吸水した種を上手に植えるには?
充分に吸水させてから植えると発芽が早いので、いつも1~2晩水に浸して水を吸わせます。
左がバジル、右が青シソです。
バジルは水を吸うと、種の周りに半透明の膜を張ったように変貌します。
まるでカエルの卵のようです。
吸水させた種をセルトレイに植えるのは、ぶきっちょなオヤジにはいつも悩みの種でした。
だって、2,3粒ずつ植えたくても、吸水した種は扱いづらくて、ついつい多めにすくって穴に投げ込んでしまい、いつもこんな風に密な発芽になってしまうのです。
映えする家庭菜園を作るには、もうちょっと植え方もスマートにならないものか!と思い、あれこれない頭をひねってみました。
1個ずつ植えるならこれかな、と思い、耳かきを試してみました。
耳かきのさじではうまく掬えず、もたつきます。
失敗!
そこで、ストローの先を切り取って、小さなスプーン状にしました。
このスプーンを使ってこんな風にすくえば、少ない数をスムーズにセルトレイに植えられる!と今ごろ気が付きました。
動画で見るとこんな感じです。
やりやすく、精神衛生上よろしいです。
割りばしなどと違って、滑りが良いので、傾けるだけでするっとバジルの種が穴に落ちてくれます。
ちなみに、青シソの種は吸水してもカエルの卵のようにはなりません。
プラスチックのスプーンで数個ずつ水ごと掬います。
こういうことは試してみないとわからないものです。
家庭菜園も例外でなく、日々の地道なアイデアの蓄積で運営されていくものなのですね。
ここからは、昨年のバジルの写真です。
ここからは昨年の写真です。
セルトレイに大量に蒔いた苗をポットに移した状態です。
ほんの少しですが、赤シソも植えています。
なぜか赤シソだけは、ハウスの中のこぼれ種から毎年芽を出してくるので、その芽をポットに移して大きく育てます。
種を買わなくても済みます。
種から植えれば、場所さえあればこんなにたくさんのポット苗が作れます。
ある程度の大きさになったら、ハウスや露地のトマト、ミニトマトの株間に定植されます。
今年はこれら名脇役の写真もたくさん撮って紹介したいと思います。