久しぶりに、スノーシューを履き、リンゴの木を見に行きました!

集中的な降雪は一段落しましたが、例年にない積雪の中で年末年始を迎えることになりました。

こんなに一気に雪が積もると、果樹の雪害が心配になります。

もっとも小さな果樹や庭木は冬囲いをしているので、被害は軽減されるでしょうが、冬囲いしていないリンゴの木などが心配です。

10日ほど前の話ですが、それら心配な木をケアしに行こうと思い、久方ぶりにあるものを押し入れから引っ張り出しました。

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スノーシュー!

ケースのチャックを開けて取り出したのは・・・

スノーシューです。

10年くらい前にホームセンターで購入したもので、当時の価格で6,500円ほどしたと思います。

小さめでプラスチック製の簡単な作りのものなら2,000円ほどでしたが、大きい方が歩きやすいだろうと考え、迷った末に購入しました。

もちろん長靴を履いたままでも装着できます。

3カ所固定で、しっかりしてます。

雪原にうち出でる!

雪の上を歩くというのはとても困難です。

降って間もない雪はしまっていないので、とても柔らかいです。

なので履いただけの姿で新雪に入っていくと、ズボズボと下半身が雪にはまってしまいます。

下半身がハマったら、次の一歩が踏み出せません。

雪がなければ1分で見に行ける場所ですが、こんな大雪では自宅の敷地内で遭難しかねません。

使う場面は少ないですが、こんな便利な道具があるだけで可能性が広がります。

スノーシューといえども、スイスイと新雪の上を歩けるわけではなく、ちょっとコツがいります。

どうしても足が30cm~50cmほど雪に埋まってしまうので、一歩一歩、足を雪から出すように足を運びます。

実際に歩いている時の足元の映像です。

この足取りで、裏庭に出てみました。

隣の田んぼもすっかり雪に覆われています。

オヤジんとこのぶどう棚の支柱の先端だけが雪上に出ています。

ブドウの木は1m以上雪の下です。

小さい方のサクランボの木が雪に埋まっています。

かんたんにネットでぐるっと巻いただけの冬囲いが雪の下に埋まっています。

このアングルは・・・

11月15日はこんな状態でした。

12月2日です。

雪を背負ってしまっているので・・・

はらい落してやったりしていたのが・・・

いまやすっぽり埋まっています。

これでほったらかしでは心配です。

上方の細い枝が雪で折れないよう、雪を少しどけて、枝の真下の雪を踏み込んであげました。

踏み込むことで、雪が締まって枝を支えてくれるでしょうから。

この高さ2mの冬囲い(これを作った時の記事はこちらです)が・・・

いまやこんな状態です!!!

櫓型でネットに保護されているので大丈夫だとは思うのですが、一番心配なのは・・・

リンゴの木が大変なことに!

津軽(リンゴ)の木が!雪につぶされそうです!

わっ!アルプス乙女(リンゴ)も!!

おわあああ!フジ(リンゴ)の木が!

こちらは背が低いので、雪に埋まっています!

特にフジの木は今年、降り始めから大変でした。

11月の重たい雪の時に太い枝がぼっきり折れたばかりなのに、いまや雪の下になっています!

これは何らかせねば!

リンゴの木を助け出そう!

ぼってりのっかった雪の塊を長ブラシで崩して落とします。

こうしないことには重みで枝が折れてしまいます。

こびりついた雪の塊は小さいうちに崩しておかないと厄介なのです。

雪を落とした後、ブラシで枝の下の雪を叩いて締めます。

スノーシューで歩き回ったら少し固まるので、付け焼刃程度ですが効果はあるかもしれません。

作業後のアルプス乙女です。

作業後の津軽です。

フジに至っては、これが限度でした。

雪の中の作業で、汗だくでマラソンでも走ったような大変さでした。

このブログを書いている現在も雪は降り続いて、またこのレポートに近い状態になっています。

手の施しようのないほどの大雪、雪解け後が思いやられます。

ここに引っ越してたくさん経験しているのが、最善を尽くしても「なるようにしかならない」ということです。

気持ちを切り替えて、来年は来年の風が吹くさ、と前向きに構えることにしました。