オヤジんとこの庭には、前のオーナーさんが植えた、サクランボの大木があります。
剪定や誘引をせず、ほったらかしにしていたおかげで、縦に横に伸び放題に伸び、
手が届かないほどの枝ぶりになってしまいましたが、何年かに一度、豊作の年があります。
今年はどうかなと毎年楽しみにしていますが、めったに豊作はやってきません。
サクランボの花が、きれいだな!
これは5月11日の写真です。
すごい、房なりの花です。
しかし毎年これだけの花が結実するとは限りません。
この前の豊作は6年前だったと思います。
サクランボの木は、同品種の木だけでは受粉しても結実しづらい特性があるようです。
また、他家結実にしても相性の良い品種と悪い品種の組み合わせがあるらしく、プロの農家さんは果樹園に植える品種の組み合わせや割合なども考えて栽培しているようです。
オヤジんとこはそこまで取り組む余裕もなく、ただただほったらかしなのです。
ただ、オヤジが引っ越してきた時に植えたサクランボの木が、雪や台風にもまれながらも大きくなり、花をつけるようになったおかげで、もともとある大木が受粉して結実しやすくなったのかもしれません。
オヤジもサクランボの木を植えていました!
これがオヤジの植えたサクランボの木です。
6月5日の写真です。
10年経って、ようやくこのように実がなってくれました。
しかしこれからが大変です。
結実し、実が肥大する5月下旬から6月下旬の間に、雨がほとんど降らなければ裂果せず腐らない確率が高く、きれいな実ができるようです。
しかし、プロの農家さんのように、木を覆うほど大きなビニールの屋根をつけられるわけでもありません。
その年の気候任せで、獲れればラッキー、と考えるしかありませんね(笑)。
今年は、豊作でした!
6月28日、2階から見たサクランボの大木です。
何と、真っ赤な実がたくさん見えます。
うおおおっ!房なりです。
剪定も摘果もしていないので、実が小さいですが、たわわに実っています!
枝切りばさみを持って来ました!
高いところの実が、太陽に良く当たって熟しているので、先に獲ります。
仕方ないので、枝ごと切ります。
これらをもいで、ボウルに入れます。
食べきれないほど、獲れました。
しかし、花が咲いてから実の成熟まで、わずか1カ月半という短さです。
リンゴやブドウとはえらい違いですね。
ジャムやお料理に、利用します!
食べきれないほどなので、かみさんがジャムを作ってくれました。
ペクチンを出すため、種ごと煮詰めるのだそうです。
ブラックベリー、文旦、サクランボのジャム。
朝の食卓が楽しみになります。
サクランボの冷製パスタ。
クックパッドにレシピが多数紹介されており、意外にハマるおいしさです。
白ワインにとても合います。
獲り切れない実は、鳥さんたちのごはんになるか、雨で裂果して落ち、来年の肥やしになってくれるでしょう。
今年はサクランボの大木から、思いがけないご褒美をもらいました。