カッコウの鳴く頃が、豆の蒔き時だと、引っ越した時から周りの人に教えられてきました。
5月下旬に、豆が蒔き終わったのですが、そのころはカッコウの声は聞こえませんでした。
毎年豆を蒔いているのですが、どうも知識と実践が合致しない部分があって、頭が混乱します。
豆がなかなか発芽しません!
オヤジんとこの畑は小さな耕運機しか使わないせいか、また、草取りをまめにしないせいか、5月に畑を起こして以降、雨が降ればすぐに草が生えてきます。
「草に負ける」という表現がありますが、野菜の種を蒔いても、雑草に紛れて芽が出たのか分からなくなったり、虫に食われて発芽まで至らなかったり、ということが、数えきれないほどあります。
紫花豆です。
スギナに混じって、ようやく芽を出しました。
しかしながら、この1本だけで、条蒔きにしたはずなのに、他は全然発芽していません。
手で掘り出してみたところ・・・
鳥に食われていませんでしたが、腐っていて発芽していませんでした!
なぜなのでしょう!
寒さのせいか?あるいは害虫の食害かもしれませんが、断定はできません。
蒔き直しします!
5月下旬にせっかく植えた花豆、トラ豆、モロッコインゲン、すじなしインゲンを、発芽していないところに蒔き直しします。
手で鎮圧します。
今度こそ目を出してくれよ、と・・・。
最初に豆まきしたのが5月19日でした。
そのころはカッコウは鳴いていませんでした。
雨の全くと言っていいほど降らない時期で、毎日ホースで水やりしましたが、地面は乾きっぱなしで、屁のツッパリにもなりません。
芽出しが思わしくなく、蒔き直ししたのが、6月13日でした。
気温と、雨の降るタイミングが、直播の種にはリアルに影響します。
蝦夷梅雨になると、露地で仕事できにくいほど雨が降りますが、ここ数年、5月は雨がなかなか降りません。
2週間ほど極端に降らないか、2週間ほどジメジメするか、最近はほどよい湿り気を得られません。異常気象かと言われれば、そう答えざるを得ません。
豆を2度蒔きせざるを得ないのも、そんな気象条件がからんでのことなのでしょうか?
蒔き直ししたすじなしインゲンが発芽しました。
久しぶりの雨が降った後のことです。
この時期になって、カッコウが毎日鳴いています。
ということは、5月下旬に露地に蒔くのが早すぎたのか・・・。
ということは、豆のエリアだけ起こす時期を調整しなきゃならないのかな・・・効率と生産性のはざまで揺れることが多く、いまだ解決しないマメの2度蒔きです。
初夏のおとずれを告げるカッコウの声、山の斜面にこだまして聞こえてくる、癒しの音です。