地味にいろいろな取り組みをしているオヤジです。
昨年は、納豆菌を仕込んだ米ぬか堆肥に挑戦しました。
(挑戦した記録は、こちらの記事です。)
しかし、どうもしっくりこない感じがしていました。
理由は、堆肥を作る流れをオヤジ的生活にくみこめない自分がいたからかもしれませんが・・・。
しっくりこない理由① 匂いがきつい!
温度が50度まで上がり、醗酵している感は充分あるのですが、温度が上がると、発酵臭が強くなります。
しかも室内なので、日に日に家族の苦情が大きくなり、早々に屋外に出す羽目になりました。
しかしながら、屋外に出すと、今度はキツネやネズミなどの害獣を呼び込むことになります。
ブルーシートを何重にかけてタイヤなどの重しをたくさんのせたり、よほど厳重に蔽わないと、臭いを出す堆肥は、屋外での保管に気を使うことになります。
また、倉庫に置くと、ネズミに荒らされ、袋が食い破られ無残な状態で後片付けをすることになります。
過去にEM米ぬか堆肥が長続きしなかったのも、同じ理由です。
しっくりこない理由② その後の運用をどうするのか?
米ぬか堆肥としてある程度熟成しても、もうひとつ納得いかないところがありました。
わざわざ納豆菌で発酵させなくても、米ぬかのみで畑にまくこともあります。
その場合も充分堆肥としての効果はあるのではないかと思います(経験的になんとなく思っているのですが)。
その米ぬか納豆菌堆肥をスターターとして、生ごみや土に混ぜて大量の堆肥を作ることも可能でしょうが、2段階3段階のプロセスは日常生活に組み込みづらいものです(ちょっとわがままな考えではありますが・・・)。
そこで、土と米ぬかを使った生ごみ堆肥を始めてみました!
新聞の記事に載っていたのを知人に教えていただきました。
とても良い方法なので試してみよう!と思いました。
土のう袋です。
その記事には、土のう袋と段ボール箱、畑の土と適量の米ぬか、そして生ごみを使用する方法が説明されていました。
その方法に従って、オヤジも2月下旬から取り組みました。
すでに始めているところです。
畑の土、米ぬか、水を適量、土のう袋に入れ、口を閉めて上下にひっくり返しながら混ぜ込みます。
水や米ぬかが多すぎると温度が上がって臭いがきつくなるので、量は調整します。
水加減は、混ぜ込んだ状態で土を軽く握ってダンゴができる状態、ダンゴはさわって崩れる程度で良いと思います。
土を仕込んだ土のう袋を、このように保管します。
段ボールの下にはこのように、レンガなどを敷いて、通気性を良くします。
蒸れたり、接地部分がかびたり腐ったりすることを防ぐためです。
オヤジは玄関に置いていますが、室内でも水分に注意すれば大丈夫とのことです。
土のう袋も段ボール箱も通気性が良いので、土が呼吸出る環境が整えられます。
それから生ごみを毎日(必ずしも毎日でなくても結構です)追加し、上下にひっくり返して混ぜ込みます。
果物の皮、コーヒーの粉(消臭効果はあります)、卵の殻、野菜くず、などなど、料理で生じた生ごみを、できれば細かく刻むなどして投入します。
オヤジはズボラなので、この程度の刻み方でした。
袋を振れば混ざりますし、日常の管理は簡単です。
納豆菌を使わなくても、米ぬかを混ぜておくと、このように白カビの胞子がのび、生ごみの分解が進んでいるのが目で見てわかります。
このようなやり方で、生ごみを日常的に足し、混ぜ込みながら様子を見ました。
良かったこと① まったく悪臭がしない!
腐葉土のような、森林にいるような自然の土のにおいが常にするものの、家の中にありながら生活に悪影響を及ぼす臭いはありません。
良かったこと② 管理が楽!
最初に土と適量の水、米ぬかを仕込んでおけば、生ごみを足して振るだけ、難しい手間はいりません。
オヤジのようなズボラには最適な方法です。
乾いてくると発酵が止まるので、適度に水を足してやると良いと思います。
生ごみ堆肥をハウスに投入します!
今日はハウスの中の夏野菜の畝を立てました。
開始してひと月ほどですが、思い切って、生ごみ堆肥を投入することにしました。
水分が偏っていて不揃いなダンゴが出来ています。
また、玉ねぎの皮が分解されにくくて原型をとどめています。
でも、思い切って畑に入れようと思います。
投入し、
耕運機で漉き込みました!
黒マルチを敷き、ナスやピーマンなど夏野菜の畝が完成しました。
どのような出来になるか、楽しみです。