友達っていいもんだ!

先日、20年来の友人がはるばる来てくれた。オヤジが学生時代を過ごした街から、飛行機に乗って。

 

彼らは今やプロの芸術家として、札幌で公演の合間を縫って、わざわざ我が家まで遊びに来てくれた。11年も会ってなかったのに、全然変わってなかったなあ。変わったのはオヤジ自身だけって感じだ。こっちに来てから暮らしがガラッと変わったし、一年の3分の1は雪と格闘しているし、髪型も坊主頭になったし、性格もひねくれてきた(と言われている)し・・・。

 

自宅に泊まってもらい、ひさびさに酒を囲んで、遅くまで語り合った。携帯やインターネットのおかげで距離を感じない世の中になったにもかかわらず、そんなにまめに連絡取りあったわけじゃないけど、10年も会わなかった感じはまったくなかった。彼らとは、いつも一緒にいて、いろんなことやって、共に悩み、苦しみ、語り合ってきた。今は離れているけど、年取って子供もいるけど、会えば、あの頃のように変わらず、何でも話せる。お互いのこと、夢のこと、つらかったこと、楽しかったこと。

 

彼らと会って、改めて気づいた。何でも話せる友達っていいな、と。彼らと会えたから、今の自分がある。こういう生き方したいって決めた自分がある。当時は反骨心からすすんで住み慣れた土地を離れたけど、俺は俺ではいつくばって頑張って、彼らも同じように頑張ってたんだな。離れてても共に頑張ってたんだな、とわかってとても嬉しかった。

 

さあ、積もった雪も解けたし、明日はぶどう棚の片付けをしよう。
豆の手(後に詳述)も片付けて、冬の本番に備えよう。

もっとも厳しい季節を前に、元気がみなぎってきた。