この時期、となり近所ではとっくに終わっている、冬囲い。
オヤジんとこでは、まだ済んでいません。
わかっちゃいるんです。
北海道では、ある日突然、降雪によって、景色が一変するからです。
この景色が、翌日には・・・
こんな風景に!
雪がどっかり積もってからあたふた始めても、遅いんです。
でも、ぐうたらなオヤジは、景色が一変しないと、スイッチが入らない性格なので、毎年雪が降り出してから重い腰を上げる、という有様です。
「冬囲い」ってなに?
冬囲いとは、雪国ならではの作業です。
冬の豪雪で庭木や建物(建造物)が破損するのを防ぐために、
木材などを利用して施す防護物、またはその設置作業のことです。
オヤジの住む北海道の道央地域では、雪の量が半端ないです。
ほっておくと、雪の重みで、小さな果樹や庭木が簡単に折れて台無しになってしまいます。
そうならないよう、板や角材などを利用して、木を囲うように守ってあげるのです。
冬囲いは、だいたいにおいて、お父さん達の仕事です。
「板囲い」で、置くだけ、簡単に
オヤジはめんどくさいのが嫌なので、置くだけでOK(実際には強風で倒れないよう、ロープで杭に固定するが)の「板囲い」をもっぱら利用しています。
夏の間も、車庫に立てかけっぱなしの、板囲いです。
雪をかぶっています。
これです。
ホームセンターでも売られていますが、1個で5~8,000円もします!
とても買えないので、もらいものの木材を利用して自作しました。
折り畳み式ですが、単純な構造なので、電動工具を使えば不器用なオヤジにも作れます。
材料代は、ボルト、ナット代くらいで済みました。
大小あわせて、全部で8個作りました。
木製なので、経年変化で朽ちたり壊れたりしますが、修繕しやすいのが強みですね。
このように、かぶせれば、雪害から木をある程度守ることができます。
吹雪や大雪の日がこれから続きます。
このくらいの備えをしておけば、精神的にも楽です。
この板囲いをよっこいしょと担いで、大事な果樹(ブルーベリー、ハスカップ、アーモンド)に、1個1個かぶせていきます。
こんなに雪が積もっているので、とりあえず置いとけば、倒れることはないでしょう。
ロープでの固定は晴れているときにやろう!
(ただし、真冬は地面が凍って杭が打ちにくいので、やはり積雪前の作業をおすすめします。)
(オヤジのズボラなところはまねしないでネ(汗))
高い木は、丸木を組んで冬囲い
板囲いが使えないような背の高い木は、長い丸木を組んで、縄で補強して冬囲いします。
こんな感じです。
これはサクランボの木です。
シカにかじられないよう、ネットでぐるぐる巻きにしてあります。
これはリンゴの木です。
これもシカに皮をかじられやすいので、余った袋を使って・・・
このように巻いて、皮を保護しました。
根っこに近い方を保護してやれば、とりあえず木は枯れないだろうと思い、このように自己流で試してみました。
今週はまだ気温の上下を繰り返すようですが、地面が雪におおわれたままの、「根雪」の季節が、まもなくやってきます。