無加温ニラトンネルを、今年も作りました!

2月になりました。結構雪が積もってきましたね。

今日は、無加温ニラトンネルを設営します。風もなく、雪も降らず、絶好の日和です。

このハウスの、向こう側にニラが植えてあるので、まず掘り起こします。

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無加温ニラトンネルで、獲りたてのおいしいニラを今年も食べます!

まずはニラ畑を掘り起こそう!

積雪深は、60cmくらいですね。

除雪機で、あらかた雪を飛ばします。下の方の雪は、氷かと思いきや、案外やわらかいもので、除雪機はスムーズにどんどん進みます。

作物を踏みつけることになるので、なるべくなら、畑に重機を入れたくはないのですが、なにせこの量の雪です。妥協して、しかし、ニラの上でターンしないように、そして最小の往復数になるように気を付けています。

これからまだまだ雪が積もるので、除雪がしやすいよう、周囲を広めに除雪します。

できました。手前から向こうの2本のポールまでの細い区画にニラが植えてあります。

手作業でニラの部分の雪を崩します。

ここがニラ畑です。

草取りがいい加減なせいで、雑草が目立ちますなあ。

さあ、トンネル設営です!

ここからは、お約束の連続写真(ほぼ定点撮影)。

まず不織布をかけます。

次はマルチです。

さあ、トンネル支柱を立てます。

トンネルビニールをかけます。0.02mm厚のものです。

これで終わりじゃありません。

もうひとつのトンネルで覆います。

積雪の重みに耐えれるよう、ポールで補強します。本当はトンネルも金属製が良いのですが、あるもので我慢しています。

内ビニールよりも少し厚手のビニールを被せます。貰い物なのですが確か、0.05mm厚くらいだと思います。ちなみに、ハウスビニールは0.1mm厚のものを使用しています。

ニラトンネル、完成です!

強風に耐えられるよう、トンネルロープを配置して、出来上がり。半日で出来ました。

資材も毎年同じものを使いまわししています。ビニールは劣化したら折をみて新しいものに替えます。

3月中旬の収穫をめざします。暖房せず、太陽と雪解け水、土の恵みを借りて、獲れたてのやわらかく、おいしいニラを今年もいただこうと思います。

無加温ニラトンネルの極意は、知り合いのベテラン農家のおじさんから教わりました。

その方はもう何年も同じ方法でニラを早獲りしており、そのニラをごちそうになった時、「こんな時期にこんなやわらかくておいしいニラが獲れるのか!」と衝撃を受けました。しかも、聞けば暖房をまったく使わず、自然の力でこれだけのもの、なおかつ、1回きりでなく、刈ったあとからまたニラが伸び始め、結局1シーズンに3回収穫できてしまうとのこと!

エコな(ケチな?)オヤジの心が動かぬわけがありません。さっそくノウハウを伝授していただき、自分の畑に合うようアレンジして続けてきました。さすがに1シーズンに3回収穫はまねできないのですが、2周りは毎年収穫できています。細いニラですが、冬の寒さに鍛えられた、甘くて味の濃いニラです。

敷物を加えると、4重のトンネルです。ここで、日光を蓄え、ニラは大きくなっていきます。実はビニールを被せているせいで、晴天時は結構暑くなり、ニラの先端がやけて黒くなってしまったりするのですが(汗)・・・、このように何重か被せることで、遮光ぎみになり、青くさくならず、固くならず、おいしいニラになるのだと思います。ニラという野菜は香りがいいけれど、繊維質が強く、噛み切りにくいものと思っていましたが、オヤジんとこのニラは、かなり柔らかく、おいしくいただけます。

これは経験で学んだことです。ただ、自己流ですので、プロの農家さん、もっといいノウハウがあれば、どうか教えてください!

追記:翌朝のトンネルの写真を追加しました。俯瞰写真も見てくださいね!