昨年は初の試みとして、深い溝を掘ってジャガイモを植えました。
(その時の記事はこちらです。)
透水性が良くなり、腐る芋がなくなるのでは、との根拠で試してみましたが、大きな芋ができませんでした。
途方もない労力のわりにはメリットのない方法だなあ、というのが、やってみた感想です。
また、余ったスペースに従来通りの方法で植えたアンデスレッドの方が、大きい芋ができた(!)という事もありました。
ですので、あまり難しく考えず、今年はシンプルにトライしようと思います。
畑は、段取り8分!です!
「段取り8分」という言葉があります。
畑に限らず、物事はきっと、段取りを入念にしておれば、8割はうまくいったも同然、昔の人はうまく言い当てていたのですねえ。
特にオヤジんとこのジャガイモの場合、植えてからの手間を楽にするため、(ある意味)他の野菜以上に段取りに気を付けるようにしています。
ナス科の区画の、赤で囲んだエリアに植えることにしました。
実際には、現場で微調整して2列を3列に変更しています。
このエリアを畑に落とし込むため、周囲の目印からメジャーで追ってきて、四隅に園芸用の支柱を立てます。
ここは、輪作にかかわるところなので、10cm単位もシビアに出します。
今年初!耕運機登場です。
6.5馬力、畝立てにも使える、小型ながら万能タイプです。
園芸用支柱で囲まれた中を耕します。
機械に負担をかけぬよう、最初の1周は浅く、2周目は深く耕します。
耕しました。
耕したエリアの中に、実際にジャガイモを植えるラインを出します。
ラインの間は、1mとります。
ラインの始点と終点にポールを立てます。
写真の青、黄色、赤のラインにジャガイモを植えます。
ライン間の幅は1m。
人力で土寄せするのなら、ライン間は70cmくらいでよいと思います。
オヤジんとこでは、耕運機を土寄せに使います。
(土寄せの記事はこちらです。)
土寄せの時に株を傷つけず、耕運機が通れるくらいの余裕を持たせています。
ライン上に鍬で溝を掘ります。
溝に頂き物の堆肥を蒔きます。
ポリシーに反しないものであれば、頂けるものは積極的に活用していきます。
溝を埋め戻します。
堆肥が落ち着くまで、1週間ほどおきます。
さあ、ジャガイモを植えます!
窓際で芽だししておいた、種イモを適当な大きさに切り、外に運び出します。
イモ切りからは、カミさんが手伝ってくれました。
今年は、男爵、メークイン、キタアカリ、アンデスレッド、ホッカイコガネの5種類です。
ラインを鍬で軽くひっかいて、そこに30cm間隔でイモを置いていきます。
畑を始めたばかりのころ、メジャーを持ってきちんと測って置いていたら、プロの農家さんに笑われました。
「靴の丈を目安にだいたいで良いんだよ!」と教わりました。
さすが経験を踏まえた合理的なアドバイスでした。
その通りにやったら、3分の1の時間で済みました。
以来、こんなやり方で植えています。
写真ではラインが歪んでいますが、置き場所を手直ししながらまっすぐにします。
いちばん左が男爵、右の2本はメークインです。
あとの3種類のイモは少量でして、別の場所にエリアを確保して同じ要領で植えます。
土をかぶせて、完了です。
今年はもっと立派なイモができるかな?