夏野菜と豆が同時に露地デビューしました!

カッコウが鳴き、遅霜の心配がなくなった5月末、ハウスの中で育った夏野菜の苗が露地にデビューします。

いつもなら、その少し前に豆類を露地に蒔き、夏野菜を定植した後、2週間ほどして豆の発芽がそろいます。

ですが、今年はやり方を思い切って変えました。

ハウスの中でセルトレイを使ってすべての豆類を芽出しして、本葉がそろってから露地に定植するやり方です。

理由は、露地での発芽が非常に遅く(10日~2週間ほど)、また発芽前に腐ったりして蒔き直しなどでロスが生じること。

また、ロスの間にも雑草が伸びてきて、発芽が揃う頃には雑草畑になってしまうこと!!

さらにさらに、発芽まで毎朝のように早起きしてまんべんなく水やりすることで水道代がかかりすぎること!!

などが主な理由です。

この土地に引っ越して間もない頃、豆類の育苗を少し試してみて、定植した直後に枯れることが多かったため、現在に至るまで豆類は例外なく直播していました。

しかし、当時よりノウハウを備えた今だからできるかも!と決断し、思い切って挑戦することにしました。

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GWに豆の育苗を始めました!

そんなわけでGW中の5月6日にセルトレイに豆を蒔きました。

セルトレイは6×6穴のものを使っています。

夏野菜の芽出しに同じものを使っています。

他にも玉ねぎ育苗用のものも総動員して、土を詰めます。

こちらはとら豆です。

これは大豆。

大量に置いていくとき、中央にくぼみを作っておくと豆をセットしやすいことに気づきました。

取り組んでみて気が付いたのですが、セルトレイ育苗は確実性が高いのが強みだなあと思いました。

露地植えしていた時は、とにかく豆をストックの中からつかんで露地に躍り出て、1カ所に3~5個ずつやみくもに植えまくっていました。

発芽率も悪く、腐ったりするのでそうするしかなかったのですが、なおかつ植えなおししていたら時間も豆も無駄使いしてしまいます。

それに対してセルトレイ育苗は、新しい種を使えばほぼ発芽します。

また、1個1個植えていくので、前もって用意する豆の数がわかるので準備の上で無駄が生じにくい。これはやってみて改めて分かったことです。

とはいえ、30cm間隔の2本立てにするなど数を計算すると、大豆などはセルトレイ10枚分が必要です!

セルトレイが足りないので買い足ししなければなりません。

他にも花豆、インゲン、きぬさや、小豆などすべての種類をカバーしなければならないので、株数の多い大豆と小豆はずらし蒔きで苗を確保することにしました。

たっぷり水やりして・・・

心をこめて鎮圧します!

5月15日、大豆が芽を出しました

種どりしたすじなしインゲンもこのように!

花豆もです。

発芽を見つけた時は、どんな作物でもワクワクしますね!

さあ、豆類の定植です!

5月25日です。

カッコウが鳴き始めて1週間ほど経っています。

花豆がこんなに大きくなりました。

雨の降った翌朝、露地は多少ぬかるんでいますが、定植には絶好の状態です。

仕事に出かける前に、セルトレイを持って定植にかかりました。

等間隔に2本ずつ、支柱を立てることを想定して2列に植えます。

充分湿っているので、水やりの必要もありません。

曇っているので、しおれる心配もありません。

タイミングが良かったです。

ただでさえ雑草負けしそうな露地なので、育った状態で植えられるのは何とも気持ちが良いです。

同じ要領でとら豆、モロッコインゲン、すじなしインゲン、きぬさやを露地植えしていきました。

夏野菜も定植です!

そして先週末、大量の夏野菜を露地に植えました。

10mの黒マルチ4列に、夏野菜をすべて植えこみます。

トマト、ミニトマト、ナス、ピーマン、パプリカ、ナンバン、カボチャ4種、ズッキーニ、キュウリ、全部で100株ほどありました。

元気に育て!と思いながら・・・

次々植えました。

とほうもない手間をかけ、1日で風よけ保温の行灯まで仕立てて完成しました。

左側に大豆、小豆の定植場所を残し、豆類はこの時期に露地に登場する快挙です。

GW中に植えたジャガイモもすでに芽が揃っています。

ですので、今年はジャガイモ、豆類、夏野菜が一挙に露地に揃いました。

このまま順調に育ってほしいものです。