お米もいつかは自給したいという夢をもつオヤジです。
昨年は知り合いの農家さんに弟子入りし(といっても自分の畑の合い間、仕事を休める日のみでしたが)、コメ作りの勉強をさせて頂くという、新たな取り組みを始めました。
ですが、途中でぎっくり腰になり、田植えの手伝いもできないままシーズンを棒に振るトホホなありさまでした。
今年は今年で、かかるコロナ禍の状況で、出向くのは取りやめになったので、楽しみがまた先延ばしになってしまいました。
しかし田んぼへの思いは捨てがたく、我が家でなんちゃって田んぼを復活させることになりました。
オヤジのなんちゃって田んぼは、その名の通り、畳一畳ほどの広さです。
自給というレベルではなく、あくまで自己満足です。
でも、稲の育つプロセスを自宅で関わりながら、日々目の当たりにできる取り組みです。
今のオヤジにとってこの「なんちゃって田んぼ」は諸刃の刃でして、本格的にやれば学びも多い反面、本業の野菜作りがおろそかになってしまうデメリットもあります。
そういったことで、あるものと現状だけを利用してできる形でやる、というふうに今年は決めて、トライすることにしました。
米びつの玄米を、種にします!
4月5日です。
使い捨てのお弁当タッパに野菜の育苗用培土を入れます。
水でよく湿らせます。
玄米を適度な感覚でばらまきます。
オヤジんちは玄米食なので、自宅の米びつから適当につかんで、適当に蒔きます。
白米を蒔いても芽は出ませんが、玄米はもみ殻がついてなくても、胚芽はついています。
ゆえに、お米の「種」なのです。
土を薄くかぶせ、室内に保管します。
日中は日当たりの良いところに置き、表面が乾いたら灌水します。
4月13日の様子です。
おおっ!
芽が出ています!
いつもながら、うれしい光景です!
5月11日です。
途中からハウス内に移し、乾きすぎないように灌水しながら育ててきました。
高さ15cmくらいまでなりました。
田んぼの準備をします!
育苗期間中に、昨年ほったらかしにしていた田んぼの改修を行いました。
5月9日の写真です。
草ぼうぼうです。
スコップで土をはぎ取ります。
水が抜けないように、ビニールシートを底面に敷いていました。
要するにビニールプールの上に土を入れて田んぼにしていたということです。
その古いビニールをはがして、プール上の敷地をしばらく乾かしました。
5月31日です。
恒例の連続写真です。
下や側面に敷いたコンパネも腐っていたので、取り替えます。
今持っているコンパネのサイズに合わせて、穴のサイズを整えます。
少しサイズが大きくなりました。
コンパネを置きます。
余ったコンパネの切れ端を側面に置きます。
長さやサイズをそろえるのはめんどくさいので(ここら辺が「なんちゃって」たる所以です)、あるがままに配置します。
トンネルビニールを敷きます。
余った育苗倍土や、掘り上げた土を混ぜて、放り込みます。
畑仕事の合い間にやったので、完了するまで1週間ほどかかりました。
土が入りました。
水を入れます。
なんちゃって田んぼが出来上がりました。
さあ、「なんちゃって田植え」です!
暑いハウスに置いていたせいか多少黄色がかってしまった苗です。
良い状態のものを選んで、「なんちゃって田植え」を始めます。
根っこがお互い絡みついています。
むしりとって、2~3株ずつペアにして植えます。
泥に植える時の「むにゅっ」とした感じが何ともいえずいいですね。
植え終わりました。
こんな感じの全景です。
「なんちゃって」ではありますが、これから稲の成長を我が家の敷地で見守りたいと思います。