雪のちらつく中、ブドウの剪定をする!

果樹全般について言えることですが、ブドウの剪定も時期を見計らってする必要があります。

目安は、寒くなって葉が全て落ち、雪に閉ざされる直前の辺り。

このころは、葉っぱがないので、樹形が確認できやすいのが理由のひとつ。

枝をどんなふうにレイアウトするかは、葉っぱがついたままではイメージしづらいものね。

もうひとつの理由は、木の活動期に枝を切ると、切り口から樹液が流れ続けて、樹勢が衰えてしまうから。

余談だけど、こんな植物のサイクルを毎年眺めていて、つくづく素晴らしいな、って思う。

生と死、起きてることと寝てること、開花から結実、どんなレベルで切り取ってみても、1年を通した自然の営みは、人間がどうやっても動かせないもので、人間さえその一部なんだなあ、感心することしきり、です。

脱線しましたが、オヤジんちのブドウの品種はナイアガラです。

雪で折れることをおそれ、控えめに剪定した未熟者ゆえ、笑われそうな樹形になってしまっている。

ブドウ全般そうだと思うが、成長の速度に驚かされます。

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さあ、ブドウの剪定をします!

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これが購入した苗で植えたナイアガラ。11年目です。

凍傷にかかりにくいようにと、冬はぶどう棚から外して地上に降ろし、雪の下で越冬させます。

枝があっちこっちから伸びて、わさわさ状態です。

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かたや、そのナイアガラから切った枝を挿し木して大きくしたものが、こちらです。

同じく、強烈にわさわさ状態です。

剪定のプロさえ、どこを切ろうか・・・と迷う、といいます。

ど素人のオヤジなど、なおさらです。

がしかし、このわさわさにいつかはけりをつけなきゃならない。

ましてや、このクソ寒い中に、木の前でうんうん唸って迷ってたら風邪ひきますがな!ということで、思い切ってやります。

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ブドウは、その年伸びた枝に花をつけ、実がなります。

花がつくのは、前の年の新梢です。

ということは、その年にできた枝を、芽を何節か残して切れば、来年の実がまたできる、と、おおざっぱな解説です。

何節残すかは、品種や作り方によっていろいろ考え方があるようです。

間違っていたら、お手数ですが、訂正のメッセージをください。

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この芽から、来年の実がなるのだ?

かみさんにも手入れがしづらいほど茂りに茂ってしまうので、今年はかなりバシバシ切りました。

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なるべく、少ない枝で効率的に・・・と思い、こんな枝ぶりにしました。

ど素人なので、突っ込み大歓迎です。

自ら実践することに意義があります、と言い訳がましく、しかし鼻息荒くいきます。

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元の木の、剪定後です。暗くてわかりにくいですが、相当切りました。

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挿し木で育てた方の、剪定後です。同じく、相当切りました。

これが正解だったか、間違いだったかは、来年わかります。乞うご期待です。

まあ、枝が少なくなったことで、成長を確認しやすいメリットはあります。

来年は樹勢を確認しながら、レポートしたいです。