オヤジが住んでる、北海道の豪雪地帯。1年の3分の1は雪に閉ざされている。
だから、というか、でも、というか、実は、ナス科のような、暑さが好きな作物の方が、ここいら辺では簡単に作れるのかも知れない。
むしろ、寒さに強いキャベツとか、白菜なんかの方が難しかったりする。
寒さとは別のところに理由があるのかもしれないけれど・・・。
自給を目指すからには(全然達成できてないんだけど!)、年間通じて季節のものをテーブルに上らせたい。
となると、キャベツならば春キャベツのみならず、秋キャベツも収穫したい、思って、ここ数年奮闘している。
春キャベツ(3月播種→6月中の収穫を目指す。)
毎年3月中旬、まだ根雪が融けない頃、ビニールハウス内に温床を作る。農電マットで手軽に設置できるものだ。ここにまだ小さいキャベツの苗ポットを移して、育苗を続ける。
キャベツは暑かったら育たない。寒さに強いけど、かといってある程度暖かくないと育ってくれないので、結構管理がむずかしい作物だなあ、と思う。なので、まだ霜の降りる4月から路地に定植して、6月中に収穫しておきたい。
アブラナ科なので、青虫が好んで住み着く。無農薬で育てようとおもうと、トンネルをネットで被って、ちょうちょの侵入を防がなければいけない。
被っていても、どこかから入ってくるんだよなあ・・・。
なおかつ外はマイナスの温度。夕刻から明け方は寒さから守ってやらねば、と昨年から苦肉の策で始めたのが、「二重ネットトンネル」。
サンサンネットのトンネルの上に、トンネルビニールをさらにかぶせてパッカーで留め、昼ははがしておいて夜は全部被っておく。
あるものを組み合わせただけで見栄えも何もあったもんじゃないが、我ながらいいアイデアだと思う。
4月から路地も日中は地温が上がり、雑草がわんさと生えてくるので、収穫までに2回、ワイルドに(要するに、おおざっぱに)草取りする。
その時に1回目の草取りをする。
家庭菜園のブログを書いている方たちの畑はほんとにきれいに草取りされているので、正直恥ずかしいです。
雑草の中にかろうじて野菜が育っている、というイメージです。
「草(雑草)に負けちゃってるじゃねーか!」と何度言われたことか・・・。
5月になって結球が始まり、玉が握りこぶし大になれば、ゴールが見えてきます。
いつのまにか住み着いた青虫に食い荒らされないか、毎日見回ります。
見つけたら、即、捕殺!これが一番確実な退治法です。
それでも昨年、どうにかそこそこのキャベツが収穫できた時はうれしかったなあ。
自家製のキャベツで作ったお好み焼きの味はまた格別です。
今年の良い写真がなかったので、最後に昨年のキャベツの写真を載せておきます。