ズボラなおやじでも、堆肥を作りたい!

お金をかけずに家庭菜園をやるとなると、自前の堆肥作りは、ぜひトライしたいもの。

しかし生まれ持った頭で、一流のプロフェッショナルな堆肥となると、センスと頭脳が必要でいかんせんハードルが高い。

自己流かつ、あるものだけで実践しようともがいてきたところ、今のオヤジなりのスタイルを示してみます。

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① 家庭の生ごみ、雑草など、あるものをとりあえず利用してみる。



・市販のコンポスト(これはお金かかる)に、とりあえず毎日の料理で生じた野菜くずや卵の殻、コーヒー粉などを放り込んでいく。家庭ごみの削減にもつながり、家族も喜んで協力してくれます。

・ある程度コンポストに生ごみがたまったら、敷地内で刈った雑草(刈ってから集めて、あちこちに山状に積んで干しておいたものを使うとよい)や落ち葉を放り込んで、踏み込んでいく。

そしてまた生ごみ、雑草、とコンポストがいっぱいになるまで続ける。

生ごみは湿っているので、干した草、落ち葉を合わせると発酵が進む。

② コンポストを外し、ブルーシートで覆う。




・コンポストがいっぱいになったら、容器を外す。

そこに、そこらの枯れ草や、畑の作物の残渣(豆の皮、きゅうりのつる等々)を積み上げて山状に踏み込んで、大きくなった山にブルーシートをかけ、古タイヤとか石とかの重しをのせてキツネやカラスに荒らされないようにする。

・堆肥枠も手作りしてみたけれど、時間とお金をかけたわりには意味がなかった。

ある程度置き場所に余裕があれば、山積みがいちばん手早く、しかも大量に作れます。


ど素人的手作りの堆肥枠。結局朽ち果てて、放置されている!

③ 冬越ししてから、翌年の畑で使う。

・百坪ほどの畑を作っている人なら、こんなかたちで春から秋の間に2,3山作れます。

冬は雪の下でじっと出番を待ちます。

・春になって雪解けをむかえるころ、分解が進んでほとんど見た目が土!って感じの堆肥が出来上がっています。

全然生ごみ臭さがなくて、市販の腐葉土のような香りです。

ミミズのコンポストにあこがれて、市販のミミズを買って試してみたけれど、いつのまにやら逃げられてしまった!ことがある。

これは自分の過失なので、ミミズさんや業者さんのせいではないのですけど・・・。

おそらくオヤジんとこは見渡すところ土、土、土なので、ミミズさんはミミズ、もとい、水を得た魚のように出て行ってしまったのだろう・・・。

もともと、農薬も使わないし、畑を掘り返せば、ぶっといミミズやら虫やら(ナメクジも・・・)がうじゃうじゃいるので、日々生態系の循環を繰り返しているのだ。

それならば、できる形で、あるものをできるだけ利用していく、というスタイルが一番いいのだ、と思う。

EM菌と米ぬかなどを混ぜて発酵させて、ボカシ肥料に挑戦したこともある。

成功すると、ぷーんとチーズのようなたまらないにおいのボカシ肥ができる。

機会があれば、生ごみと組み合わせて新しいスタイルを作ってみたいと思っています。

ハウスと合わせて、150坪ほどの畑があるけれど、全部を手作りの堆肥ではまかなえなくて、購入した有機系の肥料と組み合わせて毎年を乗り切っています。

これからぼちぼちと、完成形をめざしていこうと思う。