2016年から、初夏獲り、秋獲りの二期作(?)を目指してやっているキャベツですが、今年も挑戦したいと思います。
キャベツは寒さに強く、北海道(地域は限定されると思いますが)で作りやすい作物のひとつだと思います。
ただ、春獲り夏獲り両方を無農薬で目指すとなると、育苗の時期調整と、アブラナ科の宿命である定植後の防虫管理、この二つを特に気をつけたいところです。
3月に、キャベツの種まきをしました!
オヤジが現在好んで植えているのが、金系201号という品種のキャベツです。
知人から紹介されて以来、お気に入りのキャベツです。
種蒔きから収穫まで90日ほどの早生(早く収穫できる)品種なので、虫にやられる可能性が少なく、早どりできるので二期作も可能です。
それに何より、柔らかくておいしい!お好み焼き、煮物、漬物、あらゆる料理にあう万能キャベツなのです。
6月の収穫を目指すべく、今年は3月11日に種蒔きをしました。
3月23日の様子です。
前日に小さな苗を移し、温床をスタートしました。
左端がキャベツの苗です。
キャベツをはじめとするアブラナ科のポット苗は、ふたばが出そろい本葉の展開する時期の直射日光に弱いようです。
夜明けと夕方の日差しは問題ありませんが、日中の直射日光をまともに受けると、なぜか枯れてうまく育ちません。
これに気づいてからは、左に見えるすだれで日中蔽って育苗するようにしています。
ハイブリッドトンネルを準備します!
4月4日です。
昨年から積んでおいた、畑の残渣や生ごみを発酵させた、なんちゃってオヤジ堆肥です。
ほぼほぼ、土状に見えますね。
生臭さや悪臭もありません。
石灰とともに、畑に入れます。
耕運機で漉き込みながら、起こします。
黒マルチを敷きます。
マルチはキャベツにはどうかな、と最初は抵抗がありましたが、董立ちすることもなく、春蒔きには問題ないようです。
保温力という点では、黒マルチは透明マルチに劣ります。
黒マルチを使う理由は、雑草抑止効果の高さです。
オヤジの畑は雑草だけはいっちょ前に元気がいいので、黒マルチが重宝します。
黒マルチの向こう側に、少しだけ白マルチを敷きました。
ここには別途、レタスを定植します(キャベツの前に定植が完了しました)。
トンネルの支柱を建てます。
サンサンネット(防虫ネット)で覆います。
その上をトンネルビニール(実はマルチ用ビニールだった(汗))で覆います。
強風で飛ばないよう、ロープで固定します。
サンサンネットは防虫効果はあるものの、保温効果はありません。
また、夜間は霜の降りる可能性が5月いっぱいまで続きます。
ゆえに夜間だけ苗を守る開閉可能なトンネルを考えました。
誰かがすでに発明しているのでしょうが、オヤジの専売特許にしていくらいです。
名付けて、オヤジ風ハイブリッドトンネル!です。
こんなトンネルを仕立て、定植のタイミングを待ちます。
種まきから約1カ月がたちました。
4月11日の写真です。
このくらいになれば蔽わなくても大丈夫。
昼間もふんだんにお日さまに当てて成長を促します。
いよいよ、キャベツを定植します!
4月19日、天気も良く暖かい日。
苗が大きくなりました。
おまけに翌日は雨の予報。
露地への定植には最適のタイミングだと思います。
サンサンネットとビニールをまくります。
40cmおきに苗を配置します。
根鉢はいまいちですが、思い切って植えようと思います。
元気に育て!と祈りながら、植えていきます。
へなっ、とした感じですね。
水を一株ずつ、ていねいにたっぷり与えます。
サンサンネットを戻します。
ビニールも戻し、パッカーで固定します。
トンネルの裾をとめるには、このパッカーが役に立ちます。
朝、仕事に出かける前にビニールだけをまくり上げた状態にするのですが、その際にも下側のクリップがサンサンネットを固定したままなので、虫よけ効果があります。
朝の日課がもうひとつ、増えました。
こうして、ぐうたらの冬が完全に終わり、早起きの春に生活がシフトしていきます。