豆の手を、ようやく立てました!

全国的に台風や大雨の影響で、農作物への影響が深刻なことになっていますね。

北海道でも、6月に入って、4~5月並みの低温が続き、露地の作物の育ちが遅れて、農家さんはとても大変だと思います。

気温がようやく持ち直したかと思えば、今度は雨が降り続き、日照のほとんどない日が2週間も続いています。

お天気は人間がコントロールできないので、文字通り「天にまかせる」しかないのですが、露地の夏野菜の収穫を心待ちにしているオヤジとしては、はやく夏本番になってほしいものです。

花豆やインゲンマメなど、ツルをのばして成長する豆類は、支柱を立ててやると、その支柱に自らツルをからませて大きくなっていきます。

この支柱のことを、豆の「手」と呼んでいます。

したがって、支柱を立てることを、「豆の手を立てる」といいます。

どうしてこんな呼び方をするのかよくわからないのですが、畑にどっぷりはまったオヤジにとっては当たり前の表現になっております。

本来なら6月中にとっくに終わっているはずの豆の手立てですが、雪解け後に足を傷めたり、また低温や大雨の影響もあって、タイミングを逸してできずじまいでした。

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豆のツルが伸びたままです!

まだ今日の畑はぬかるみがとれていないのですが、ごらんのように、マメのツルが伸びています!

紫花豆です。

しかも、ツル同士がからまっているではないですか!

これはいけません。

畑はまだ湿っていますが、午前中はまだ曇りだというので、今のうちに手をうって、いや、手を立ててしまいましょう!

さあ、支柱を立てましょう!

2.7mの竹製の園芸用支柱を使います。

鋼管製の支柱も使っていますが、なんといっても環境にやさしいのと、値段が安いので、マメの手にはこの竹製が一番。

効率よく動きたいので、片側から順番に立てていきます。

深く差し込むことが大事です!

手が、強風で倒れないよう、なるべく深く差し込みたいものです。

しかし竹製は力を加えると折れやすいので、踏み込み用のこの助っ人に活躍していただきます。

支柱を差したい位置に、あらかじめこの便利なやつを、ぐっと、踏み込めば、15cmくらいの差し穴が楽に開きます。

こんな感じで、合掌式の支柱を組んでいきます。

絡まっているツルを全部ほぐしたいところですが、思いのほか強く絡まっていて、手の施しようがありません!

そこで、ほぐすのはほどほどにして、絡まったまま、近くの支柱に誘引してやることにしました。

ある程度巻きつけておけば、自分の力で巻き付いてくれるでしょう!

合掌式で、4本の支柱を上でくくって、一組とします。

より丈夫にするには、横棒をわたします!

それだけでは、倒れやすいので、このように、横棒を渡します。

それぞれの組に縛って固定すれば、より強固な「手」が出来上がります。

スナックえんどうのような、短いツルのものは、等間隔に張った支柱にロープを渡して、それに巻き付いてもらうようにしています。

豆の手、完成です!

ようやく豆の手を、立てました。

元気に育ってほしいものです!

豆と同じくらい雑草が育っているので、草取りが大変だなあ・・・。