続・オヤジの1年はこんな流れです。

オヤジんちの畑の1年の流れを紹介しています。

今回は、後編、7月~12月を紹介します。

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収穫~畑に感謝~冬支度

7月  ~収穫の始まり~

ハウスのキュウリやナス、トマト、ズッキーニ、また、露地の春キャベツの収穫が6月下旬からちらほらと始まっているものの、この月からが本格的な収穫期です。

畑を始めた当初はほぼオヤジ一人で作っていましたが、作物を増やすとともに手が回らなくなり、かみさんが畑づくりに加わってくれるようになりました。

トンネルやマルチの設置などは今もオヤジが主体的に手掛けていますが、菜っ葉の種のずらしまきや、トマトの芽かきや細かい日常的な世話を手伝ってくれて、本当に助かります。

収穫はかみさんに任せていますが、この月から採りたての野菜が食卓に並び始めるのは、主婦である彼女にとってもうれしい季節でしょう。

せっかく種から育てた玉ねぎをヨトウムシに根こそぎやられてしまったり、トウキビを狸やカラスに荒らされたり、がっくりすること腹立つことのほうが多いなかで、何か一つでも収穫できるのは、本当に楽しいし、「ああ、やっててよかった」と思える瞬間です。

プロの農家さんから見れば笑われそうな素人技です。

「本業でやってるわけじゃないし」と、そこに安住してはいけないのですが、仕事しながらですので、できる範囲で無理をせず、少ない収量でもよい味を出せるよう、地道に作っていきたいなと思います。

畑以外にも、ブルーベリーやハスカップが少しだけ獲れ、食卓に花を添えてくれます。

秋キャベツと白菜の種まきと育苗が月初めにうまくいけば、今年こそ冬の備蓄ができるかな、と期待しています。

8月  ~収穫の最盛期~

露地のトマト、ナス、ピーマン、豆類、キュウリ、トウキビも獲れだし、畑は収穫のうれしいピークを迎えます。

オヤジの仕事が繁忙期に入るので、しばらくこまめな世話がしづらくなります。

しかし畑は収穫の終わった区画を次の耕作のために更新したりと、常に必要な作業は生じてきます。

ですので、要点だけ押さえて、収穫に穴をあけないように気を回し続けます。詳しくはこれからの投稿でご紹介します。

夏は30度を超える日も多く、乾燥する北海道の気候なので、水分を十分とりながら作業します。

天気の良い日は、獲れたての枝豆をつまみにビールを飲むのが最高!

作物の勢いがある時は、雑草や害虫の勢いもすごいです。

かみさんは畑周りの雑草を刈払機で率先して刈っていきます。

オヤジはそれを集めて堆肥にします。敷地にあるものは何でも利用します。

9月  ~メインイベントからフィナーレ?~

北海道はお盆過ぎたらとたんに涼しくなります。

ジャガイモ、カボチャなど、貯蔵性のある作物の収穫時期です。

屋内の食品庫などにしまっておけば冬にかけて長く楽しめるので、たくさん獲れるといいなあと毎年期待しています。

皮算用にはいつも届かない量ですが、来年は倍獲れるように頑張ろう!と鼻息荒く頑張ります。
小豆、大豆、花豆、とら豆など、唐箕という古い農機具に通して殻や細かいごみを取り除き(使わずに手で殻むきする場合もあります)、年間を通じて利用します。

毎年、庭の空きスペースに畳一畳ほどの自己満足的道楽田んぼを作っており、そこの稲刈りをします。

正真正銘の無農薬無化学肥料強引矢のごとし的米作りです。

家族で約1食分しかとれませんが、そのお米をソフトボールでごりごり籾摺り、玄米で頂きます(我が家は玄米食です)。

他の作物もそうですが、オヤジんとこでは農薬や化学肥料は使わずほとんどのものを種から一貫して育てます。

1から10まで自分で手掛けているので、安心して食べることができます。

手間もかかるし、失敗も多いですが、時間とか手間を天秤にかけることを超えて、これを続けているのはオヤジの誇りです。

自己満足だなんだと言われても、自分の食べ物くらいは、なるべくなら自分で手掛けたい。そう思っています。

10月  ~ビニールハウスってありがたい!~

露地の作物は終焉を迎えていますが、ハウスがあるおかげで、ナスやピーマン、ミニトマトなどは収穫が続いています。

露地のものよりずっと収穫期間が長いのはありがたい!

そして菜っ葉類も、ハウスでならもう少し作れそうです。

寒くなってきたらさらにトンネルで保温すれば長持ちします。

早い年は下旬に雪が降り始めますが、寒さに比較的強いタアサイや小松菜、水菜であればぎりぎりまで作ります。
露地では、土が乾いたころを見計らって、家族でサツマイモ掘りをします。

そしてわずかですが、獲れたての落花生を茹でてその日のうちに頂きます。

茹でたての落花生の味は格別で、1年のごほうびだと思っています。

11月  ~お片付け~

露地は1年の作業を終えて、片付けと冬支度に入ります。

マルチや支柱や野菜の残渣、枯れた雑草を片付けます。

庭の果樹が雪の重みで折れないよう、冬囲いをします。

畑の資材を倉庫に片付け、いつドカ雪が降っても大丈夫な備えをします。

12月  ~1年間ありがとう!~

雪が積もる季節なので、ハウスのビニールを取り外します。

1年頑張ってくれた我が家の畑にありがとうです。

雪にあてて、しばしの冬休みに入ります。来年もよろしくね!