収穫にひと手間がいる、オヤジん家のゴボウ。
なぜかというと、肥料袋で栽培しているからです。
ゴボウは長い根菜類で、縦に地中深く伸びていきます。
その根っこを収穫するので、畑を深く耕す必要があります。
かといって、深く耕すのは面倒ですし、収穫の時も深く掘り下げなければならない。
とても労力がいります。
なので、家庭菜園愛好家のみなさんの中には、耕さずに、肥料袋に土を入れて栽培している方が多いのです。
オヤジん家もこのやり方で作っていますが、これとても、収穫は少しばかり手間がかかります。
かみさんも自ら袋を破いて収穫するまではしてくれないし、ましてや、毎日使う野菜でもないので、秋に収穫したいところだが、何となくほったらかしのまま、ひと冬が過ぎてしまいます。
年が改まって雪がとけた頃、「ああ、そうだった」といって収穫するのが、恒例行事になっております。
オヤジん家の肥料袋栽培は、風や雪で倒れないよう、周囲をタイヤで補強してあります。
手っ取り早く、あるものを利用して安定した形状で作れないか、と試行錯誤を重ねた結果、今のやり方に落ち着きました。
ゴボウの肥料袋栽培って、どんなだろう?
このように、肥料袋の底を切り、地面と地続きに土を詰め、種を蒔きます。
成長期のゴボウです。
このままの状態で(タイヤが2~3段の場合が多い)冬を越します。
ひと冬越した、今のゴボウです。ついこの間までは、雪の下でした。
葉っぱが枯れていますね。
しかし、新しい葉っぱが出てきています。ほっておくと、固くなっちゃうだろうな、やはり、獲らねば!
さあ、収穫です!
タイヤががっちりかみ合わさっていて、引っこ抜くのも、大変でした(汗)。
袋をカッターで切り、中身を倒します。いっぱい詰まっていますね。
おおっ!今年のは太いです!
ふた袋で、こんなに獲れました。
びっしりついた、ひげ根をていねいに取っていきます。
また根もありますが、太いのがたくさん獲れたと思います。
保存のため、このあと大きなビニール袋に入れました。
かみさんが、きんぴらごぼうにしてくれました。
昨年のより、ずっとやわらかく、香りもとてもいいものができました。
今回のゴボウは、生ごみ堆肥が熟成してほぼ土状になったものを100%使用したおかげで、出来が良かったのではないか、と思います。
ゴボウは体を温める野菜なので、まだ冷え込みが残る今ごろの時期に食べたいですね。
自家製の野菜がないこの時期に獲れる貴重な味を、楽しみたいです。