山菜の季節です。
すでにフキノトウ、行者ニンニクが食卓をにぎわせていますが、
オヤジがもっとも楽しみにしていたのが、タラの芽です。
長い冬を乗り越え、疲れ切った身体がこれを食べることで、目覚めますよ~!
タラの芽って、何だろう?
タラの芽は、「タラノキ」の春先に伸びてくる、新芽のことです。
これが、タラの芽です。
タラノキは、ウコギ科の落葉低木です。
ウコギ科というと、ほかにはウド、コシアブラ、タカノツメなど、食用に使われる野菜や山菜が多いです。朝鮮人参もウコギ科なのです。
オヤジんとこの庭のタラノキ。現在の姿です。
野生種の、ノダラが一般的ですが、オヤジんとこの品種はトゲナシタラノキ。栽培用に品種改良されたものらしいです。
トゲナシ、という名前ですが、実際には少しトゲがあります。
地下茎で増えます!
タラノキはもともと1本の木ですが、地下茎を伸ばしてあちこちから芽を出して増え、このように林立しています。
市販のトゲナシタラの木を植えたのはかれこれ10年前。
雪の重みで毎年のように折れてはのびて、折れてはのびてを繰り返していましたが、4年前、少し離れたところから芽が出ているのを発見しました。
掘り返すと、りっぱな地下茎が!
その、地下茎から芽が伸びていたのです!
もう1本、成長した木を見つけました。
やはり、元の木と地下茎でつながっていたのです!
その生命力と増殖力に感動しました。
この芽を地下茎ごと切り取って鉢植えにして大きくして後、移植に成功したこともありました。
植物の生きる力ってすばらしい!
天ぷらで、いただこう!
この日は、エリンギといっしょに、天ぷらにしていただきました。
う~ん、肉厚なタラの芽の甘さがたまりません!
この時期の、何物にもかえがたい、ごほうびです!