大量の野菜苗を自らの手で育てようとすると、しかも北海道でそれをやるとなると、温床育苗をせずして無理かなあ、という感じになる。
いつかやらねばならぬ、と思い続けて5年。
これまでは、4月5月は重い苗ポットの載ったトレイを担いで朝はハウスに運び、夕方に家に戻し、という問答無用の力技を続けて、腰を痛めまくっていた。
だって、昼はハウス内が30度超えるかと思えば、夜はマイナスになるようなところなんだよ!そんなところにナス科の苗を置きっぱなしにすれば死んでしまう!
かといって、重労働は40うん才のオヤジにはこたえるし、野菜の生育に適した地温を維持する温床がいいに決まっている。
ということで、その準備をする。
浅い穴を四角に掘り、木枠を組む。
底板の上に、3cm厚のスタイロフォームを置く。
その上に、オレンジの農電マットを敷く。これは温床の電熱線を内蔵したマットで、広げてコンセントにつなぐだけであったかくなる、手軽な温床なのだ。
その上に、マルチを敷き・・・
トンネルをつくる。
そして、農電マットの温度を一定に保つため、この農電サーモを使う。
アースや漏電対策の関係が気になるので、確認するのと、気温の状態を見ながら開始時期を決めよう!