ゴールデンウィークはオヤジにとって、まとまった畑仕事ができる、まことにありがたい期間です。
畑仕事だけでなく、雪害で折れた庭木の手入れ、ぶどう棚の仕立てなど、屋外での数多くのミッションがオヤジを待っています。
しかしながら、そんなうれしい時期ほど天気が不安定なものです。
今までの経験からして、GW期間中は半分晴れの日ならましな方です。
また、まとまった雨が降ればそれだけで露地がぬかるみ、晴れの日が数日続かないと乾かないので耕せません。
こんな有様ですので、GWの畑仕事の進捗は天候に大きく左右されます。
オヤジの場合、ハウス栽培の野菜があるので、天候の悪い日はハウス内の畑を作り、露地が乾けば露地の畑を作ったり果樹の面倒を見たりと、天気予報とにらめっこしながらその時々でできる仕事を進めていくように心がけています。
まずは、ハウス内の定植を!
GW前半はぐずついた天気でスタートしました。
ですので、ハウスにまだ植えていなかった夏野菜の苗を定植することにしました。
4月29日の温床の様子です。
苗が育ちに育って、温床からあふれそうです。
例年は4月20日頃に定植を完了しているので、1週間ほど遅れています。
ハウスの中なら霜の心配もないので、植えましょう!
種どりした「世界一」トマトの苗です。
美味しい実ができるでしょうか?
種どりなので、不安と期待が半々です。
こちらは「カリフォルニアワンダー」ピーマンと、パプリカです。
がっしりした、良い苗になりました。
こちらは、房成真黒茄子。
手前は購入種子から育った苗、上の4つは種どりした種から育ったものです。
少々徒長した感があります。
今年はしっかり元肥を入れたのでおおきくなってくれるかな?
家族にも手伝ってもらい、植えていきます。
ピーマンの根張りは百点満点!とまではいかないけどまあまあかな?
根張りの状態は苗の出来具合と合致するなあ、と経験上感じています。
ポットから出して、植え終わったところです。
トマトはいつもこのように、苗を寝かせて植えています。
天井の低いハウスで多く実をつけてもらうためです。
こんなふうに寝かせてもトマトは数時間後には成長点がすっくと立って、頭をもたげて上に向かって伸び始めます。その写真はこちらの記事で!
生命力を感じ、とても興味深いです。
ピーマンは節間がつまって見た目もかっこいい苗になりました。
温床内の温度が一番ピーマンに合っていたからでしょうか?
生命力あふれる、ズッキーニももちろん植えました。
いちばん後に種蒔きしたのに、いちばん大きくなっています。
ズッキーニのようなウリ科は比較的育苗期間が短く、播種から定植までざっくり30日くらいです(オヤジの素人的な目安です。プロの農家さん、間違ってたらすみません!)
まだ寒い時期なので、もうひと手間を!
夏野菜をひととおり植えましたが、これで終わりではありません。
まだ夜は0~5℃くらいまで下がるビニールハウスの中で、植えたばかりの苗を保護するため、簡単なトンネルをしつらえます。
トンネルの着脱をするときに倒れないよう、短い支柱でナス、ピーマンを支えてやります。
こんなふうに、
8の字にゆるく縛れば苗に優しいです。
このようにトンネルを設営します。
明け方冷えそうな予報の場合、夜の間このようにビニールで覆います。
ナスも同様に蔽います。
霜が降りてもハウスの中なので、苗がダメになることはないとは思いますが、温床から出したばかりの夏野菜苗、こんな方法で少しずつ畑に慣らしていきます。
露地苗が、温床に入ります!
さて、今度は露地向けの夏野菜(トマト、ナス、ピーマン、ナンバン等)が芽出し
を終えているので、鉢上げして入れ替わりに温床で育てます。
36穴のセルトレイ2枚分ですが、72個のポットです。
これだけのボリュームになります!
植え終わりました!
先ほどの定植苗と比べると、とてもかわいい!
温床の中身を露地苗に入れ替えました。
露地の育苗も少し遅れているので、5月中旬頃まで温床を継続して、なるだけ大きく育てたいと思います。
朝の日課で体が目覚めます!
朝、ハウスの中のトンネルをはがし、苗の無事を確認します。
にぎやかになったハウスに朝の水やり、ビニールの開け閉め、朝の日課が増えてきました。
露地に定植後は、露地の面倒見もプラスされます。
少しずつ、ぐうたらだった体と心が畑の最盛期に向けて動き出しています!