北海道に移住した本州の人間として、オヤジが感じている北海道の人々の印象について、初めて語ろうと思います。
あくまで個人の感想ですのでご了承ください。一移住者から見た北海道人の印象です。
おおらかで気さくな人が多いです!
一般的に言われている北海道人の気質として、その通りだなと思います。
細かいことにこだわったり、くよくよ悩んだりする人はあまりいないようです。
北海道の広い大地のイメージそのままに、実際そのような性格の人が多いと思います。
オヤジが農村地帯に住んで、農家さんの知り合いが多いせいかもしれませんが、農家さん以外にもおおらかな人が非常に多いです。
度を過ぎればおおざっぱと言われるかもしれませんが、オヤジの周りの人たちは明るく前向きで人を選ばない方たちばかりなので、とても付き合いやすいです。
自由で柔軟な発想が多いです!
風習とか、制度にしばられない自由な考え方をするのに驚かされます。
「こうしなきゃならない」とよりも、「こうすればいいっしょ!」という言葉が会話のなかで非常に多いと思います。
おそらくそれは、北海道が開拓地だったからだと思います。
本州のいろんな土地からいろんな出自の人が集まって土地を切り開いて、助け合ってやってきたので、集団としての歴史が浅く、古い因習にしばられることなく暮らしてきたせいなのかな、と思います。
もっともそれは、住む土地もなく寒さも厳しい北限の土地で、力を合わせて生きていかねばならなかったから、こだわっている暇がなかった、ということの裏返しなのかもしれません。
北海道の結婚式は会費制が多い、というのは有名な話です。
お祝いをいくら包もうか、と悩むより、呼ぶ方も来る方も気楽に来れるという、とても良い習慣だと思いますが、こういう開拓地の歴史からきている習慣なのでしょうか?
北海道人はせっかち?
これも地域性かもしれませんが、せっかちの人が多いように感じます。
思い立ったら、ぱぱっと行動に移す人が多いです。
もしかしたら、寒くて雪が多いからかもしれません。
実際、冬への移り変わりは突然のタイミングでやってきます。
タイヤもスタッドレスに交換しないといけません(業者に頼まず自分でやる人が多いです。)
冬囲いもしなきゃ枝が折れてしまいます。
急がなきゃ外は雪に閉ざされてしまいます。
オヤジも北海道に来てからとてもせっかちになりました(笑)。
10月になると、「ああ、雪が降ってきちゃう!」と冬支度が気になりだします。
しかし、冬支度は早すぎても意味がなく、その時、そのタイミングでパッパッとやっていくものなので、瞬発力がいります。
ゆえにせっかちになるのかもしれません。
喫煙率が多い?(多かった?)
男性も女性もタバコを吸う人が非常に多いです。
車で通勤、移動する人が多いからかもしれません。
車は特に一人きりであれば気兼ねなくタバコを吸える空間です。
運転中、信号待ちなどでふと周りの車を見ると、喫煙している人が非常に多いです。
オヤジは吸いませんが、隣の人が吸っても全く気になりません。
ですが、タバコの苦手な人が来たら場所によってはしんどいかもしれません。
ですが、近年、禁煙に関する法律が施行され、いよいよ北海道でも喫煙に対する見直しが浸透しそうです。
世の流れで、かつてタバコを吸っていた人が今は電子タバコを吸っている人がオヤジの周りでも大半ですが、その電子タバコも吸える場所が限られていくようです。
絆創膏を「サビオ」と呼ぶ
同じものを呼ぶのでも、北海道独自の呼び方があります。
昔「サビオA」という絆創膏がCMでもはやりましたが、北海道の人は絆創膏を「絆創膏」といわずに「サビオ」と呼びます。
これは、「バンドエイド」などよりも「サビオ」の方が北海道でのシェアが圧倒的に高かったという背景のようです。
「電車」を、「汽車」と呼ぶ
しかし、呼んでいるだけで、いまだにSLが当たり前に走っているわけではありません。
石炭を運ぶ物流の要として蒸気機関車の鉄道網がいち早く整備された歴史があったからでしょうか?
ジンギスカンをこよなく愛している
北海道民は、ジンギスカンを愛してやみません。
某テレビ番組で紹介していますが、北海道民はお祝い事や、家族や仲間が集まった時、ジンギスカン鍋をみんなで囲みます。
これは、移住者として実際に経験しているので、誇張ではありません。
羊の肉がこんなにおいしいとは、ジンギスカンを食べて初めて気づきました。
オヤジもジンギスカンが大好きです。
気の合うものどおしでジンギスカン鍋を囲むひと時はとても楽しいものです。
移住地として北海道を目指した、という意味では、北海道に対する思いは、オヤジも、オヤジの周りの方々のご先祖様も同じ方向なのかもしれません。
私はまだお会いした経験がないのですが、北海道にアイヌという先住民族がいて、アイヌの出自を持つ方も北海道には多数いらっしゃいます。
その方たちは、きっと移住者としての北海道人とはまた違った思いを、北海道に対して抱いているでしょう。
アイヌの文化や自然に対する考え方が好きで、もっと知りたいな、と思います。
今年は北海道に民族共生象徴空間「ウポポイ」がオープンするので、近いうちに観に行きたいな、と思っています。