オヤジんとこの畑にも、ネギは植えられています。
野菜作りはむずかしいなあ、と日々思いますが、オヤジにとって、ネギもむずかしい野菜のひとつです。
何がむずかしいかって、野菜というものは、適当に作ろうと思えば、何でも作れます。
適当に種を蒔けば、その何割かは芽が出て、ほっといても大きくなり、少しばかりの収穫はあるものです。
ただし、味の良いものを作ろうとか、限られた広さでできるだけたくさん収穫しようと考えると、そこには創意工夫や手間が必要になってくるので、むずかしさを感じてしまうのです。
オヤジんとこの場合、課題はたくさんありますが、おいしいネギが作れないのがこれまでの悩みでした。
なぜ作れないのだろう、と考えてみました。
もちろん土の質などもあるのでしょうが、ネギを作るための手間(土寄せ、とか)がどうしても後回しになってしまって、結果的に生やしっぱなし、だからだろう、という結論が浮かび上がりました。
また、玉ねぎも種から毎年育てているのに、スーパーで売っているような、まともな大きさのものが獲れたためしがないのです(泣)。(昨年の玉ねぎの記録は、こちら)
玉ねぎが獲れない原因については、ヨトウムシに噛み切られてほぼ全滅したケースが非常に多いのと、種まきが遅くて、定植時期が遅れるせいなのかな、と思いました。
よし、長ネギも玉ねぎも、これまでの失敗を乗り越えるぞ!
今年こそ 、やわらかくて甘い白ネギ、ソフトボール大の玉ねぎを、我が家の畑で作るのだ、と鼻息荒く新年を迎えました。
正月明けに、九条ネギを植えました!
1月4日、九条太ネギに初挑戦します!
野口種苗さん、いつもありがとうございます!
ほれぼれしますねー!
割りばしで引っ掻いて、蒔き溝を作ります。
1個ずつ種を植えます。
しっかり鎮圧するのが大事なのです!
おさえることによって、種に土の水分がしっかりなじむのだそうです。
また、オヤジが思うに、こうすることで土の土台がしっかりし、根が張りやすいのです。
外は寒いです。
発芽を促すため、このようにカーテンをまくり上げ、日光を当ててやります。
天気の良い日が続けば、それだけ発芽が早いでしょう!
1月12日の様子です。続々と、芽が出てきました!
早く、大きくなれよ~!
玉ねぎは、北海道在来種の「札幌黄」です!
札幌黄は、北海道の在来種です。
今のところ、北海道内でしか入手できないようです。
1月20日に、植えました!
毎年玉ねぎの育苗に使っている、木箱です。
木箱というか、古い机の引き出しを利用しています。
底板がスライドして外せるようになっているのが、ミソです。
これはハウスに移してから外すようにしています。
まずは、新聞紙を2重に敷きます。
土を放り込みます。
入りました!
水をたっぷり、と入れて湿らせます。
蒔き溝を作って・・・
一粒ずつ、等間隔に置いていきます。
割りばしで土をかぶせて・・・
しっかり鎮圧します。
このひと手間が大事ですね!
同じように毎日できるだけ日に当て、発芽を促進します。
さあ、札幌黄も芽が出ました!
土を持ち上げて、次々と出てきます。
毎日様子を見ていると、なぜか根っこがうまく土中にもぐれずに地上であたふたしているのを見かけます。
こういう玉ねぎさんを、ピンセットを使って、土に埋め込んであげます。
ネギ類の育苗は乾かし気味に!
ネギ全般は、発芽するまでは毎日霧吹きを欠かさず、乾かさないよう、発芽がそろってからは、乾かし気味に育てます。
これに気がつかず、何年も苗をだめにしてしまいました。
発芽してからもしつこく水をやると、黄色く枯れてきます。
芽が出てからもつい忘れて水やりし、数本黄色くしてしまってから「あー、そうだった!」と水やりを控えると、苗は枯れずに育っているようです。
ネギ類はもっとも生育期間の長い作物です。
品種によっては、収穫まで1年を要するものもあります。
今年は放置せず(汗)、こまめに世話しておいしいネギを獲りたいな、と思います。
九条ネギも、順調に育っています。
今年こそ、おいしいネギの記事を書きたいと思います。