温床の管理が日課になる季節です!

今年は、例年にない小雪で、雪解けが早いです。

いつもなら、

こんなに雪が残っているのですが、今年は!!

このように、ほとんど雪が残っていません!

さぞかし畑の準備が早いだろうと思いきや、例年よりむしろ遅いぐらいです。

冬の間のぐうたらな暮らしを反省しつつ、春に臨みます。

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3月20日に、温床を設営しました!

ハウス内の作物、また、露地の夏野菜の育苗のための温床をハウスの一角に作りました。

毎年の記事の中で、連続写真で紹介しています。

今回は割愛しますが、昨年の記事でご覧ください。(記事は、こちらです)

今年は初めて、南北方向に長く、ハウスの西端に設置しました!

大きなコンパネの置いてある場所、ここに今年は温床を作りました。

完成後の写真です。

翌日、鉢上げした苗を入れました。

温床の中の農電マット(オレンジ色の部分です)が温かくなり、夜間も苗の生育を助けてくれるのですが、温度を一定に保てないと意味がありません。

そこで、このように電源を引っ張り、農電サーモを間に介して温床の温度管理をします。

農電サーモです。

写真では、14℃前後に温度センサーの温度を保つように設定しています。

センサーの感温部が14℃を切ると、「負荷」ランプが点いてマットに通電します。

温度が上がりすぎる前にランプが消えて通電が切れます。

この繰り返しで夜間の温床を一定の温度に保ちます。

温床の管理が、日課となります!

温床に苗を移してからは、毎日夕方に、トンネルビニールの上に、このように毛布や不織布で覆って保温し、農電サーモのコンセントを入れます。

温床に電気を入れた初日の夜は、マットに通電しているか心配なので、見に行きます。

中央の黒い配線の先がポットの土に刺さっています。

これが温度センサーの感温部です。

感温部が14℃を保つように、農電サーモがON、OFFを繰り返しているわけです。

農電マットを実際に素手でさわって確かめます。

ほんのり温かいです。

大丈夫そうですね。

夜が明けたら・・・

まだうっすら積もっている朝もあります。

温床の毛布をとり、トンネルを開けます。

日中は苗が焼ける心配があるし、家を離れなければならないので、必ずコンセントを抜きます。

(過去の失敗例は、こちらの記事です(汗))

したがってマットに通電するのは夜間のみです。

密閉して保温していたので、このように曇っています。

元気です。良かった!

温床の開始に時期を合わせ、長ーい枝分かれホースを倉庫から出しておきました。

これを組み合わせ、ハウスや露地の水やりに使います。

忙しい出勤前の朝にこれから大活躍します。

家庭菜園を想定するとなると、家の外に水栓を設置するのは必須です。

北海道は凍結しやすいので、当然ながら、水抜きの可能な水栓を設置します。

そこからハウスにも水を引っ張ります。

さあ、出勤前の水やりです。

最初は苗が小さく、ホースのシャワーでおおざっぱに水やりしたら苗が倒れてしまいます。

なので、じょうろに水を移して、株元の土に優しくかけてやるようにします。

朝の出勤前であわただしい時間帯ですが、それだけの余裕をもって過ごします。

苗が大きくなってしっかり立ってきたら、シャワーでワイルドにかけられます。

寒い日はハウスは閉め、気温が高く日照の可能性があれば少し開けて出勤します。

細心の注意をはらえば、苗がダメになることはありません。

試行錯誤で温床をはじめて7年、このルーティーンが確立できました。

これからハウス内の定植を目指し、こんな日課がスタートしています!