手袋にこだわります!(冬編)

以前、畑作業用の手袋について書いたことがありました。

(その時の記事は、こちら↓

「手袋にこだわります!」

オヤジんとこは、北海道の豪雪地帯で、12~2月までは畑作業がありません。

そのかわり、除雪作業が日課となるので、やはり手袋のお世話になります。

寒いときはマイナス10度を下回る時もある中、外で除雪をすることになります。

また、除雪機を使ったり、スコップやママさんダンプなどの器具を使って長時間するので、手の保護が必要です。

なので、北海道の人々にとっては、冬の除雪用手袋は、当たり前すぎるくらいの必須アイテムです。

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手袋は冬の必須アイテムです!

北海道に来た当初、手袋も含めた冬のアイテムを必要に応じて買いそろえていきましたが、その中でもしょっちゅう買い換えなければならないものがあることに気づきました。

ひとつは、手袋です。

理由は、「穴が開いたり、破れたりするから」です。

オヤジが移住当初に買ったのが、ミエローブジャージホット防寒手袋です。

この手袋はビニローブで裏起毛のとても暖かい手袋です。

手首がゴムでしまっているので、冷気が入り込まずとても快適です。

しかし通気性が悪いので使っているうちに、蒸れてきます。

そこで長時間の作業に数回使うと、もう裏返して洗うはめになります。

ぐうたらなオヤジにとって、この分厚い手袋の指を1本1本ひっくり返して手洗いし、干して乾かしてから、また1本1本ひっくり返して元通りにして使うなんて途方もない作業です。

また、スコップやママさんダンプで固い雪を片付けていると、摩擦や衝撃で手袋が擦れてしまいます。

また、指と指の間が破れやすくなります。

破れや穴があると、そこから雪や水がしみこんで当然冷たくなります。

そうなってくると、もう買い換えるしかありません。

(ミエローブジャージホット防寒手袋ファンの方、ごめんなさい!これだけ文句を言いながらも、保温性が捨てきれず、今でもたまに使っています。)

すべての北海道民と同じく、オヤジだって、お金を使わず、楽して冬を快適に過ごすにはどうしたらいいんだろう、の問いと毎日向き合っています。

その問いは日常のすべての動作に枝葉を伸ばしていき、その一つが手袋です。

時間をかけ、いくつも手袋を買い換え、失敗しながらも、オヤジは冬の手袋に関しては一つのスタイルを確立しました。

作業に応じて、手袋を数種使い分けます!

こんな簡単なことに気づいたのは、1軒家を建てて、何かと物入りになってきた時期からです。

防寒手袋1組でピンキリですが、だいたい1,000円~3,000円くらいです。

それ自体はお小遣いで買えても、必要なものはそれだけではありません。

畑の消耗資材など、買いそろえるべき必要なアイテムは常にあり、使いまわしやあるものを有効に利用するとしても、どうしても必要なものは買わねばなりません。

であるならば、消耗品をできるだけ長く使い、買い替えサイクルを限りなく長くすれば、何につけ出費を抑えられるではないですか!

手袋をしょっちゅう買い換えていたのも、その手袋に不似合いな重作業で負担を与えて破損させたからで、TPOで手袋を履き替えれば、ひとつひとつの手袋も長持ちするはずです。

①除雪機の操作、厳寒の外での長時間作業には、耐寒性の二重仕様を!

蒸れて洗濯が面倒なら、インナーを外してそのまま洗濯機で洗えるものを選べばよいわけです。

農家のおじさん夫婦が使っているのを見て、同じものを買い、買い換えずに10年以上使えています。

これの良いところは、使用後インナーとアウターを分離して暖房の前に置いておけば、すぐ乾き、蒸れないところです。

毎回洗濯しなくても臭いも気になりません。

アウターはマイナス60℃まで耐えられるので、どんなに寒くても柔らかさを保ってくれます。

3,000円~5,000円と少し高めですが、長持ちするので充分元はとれます。

オヤジの場合はムレを防ぐために、100均のミニ手袋を履いてから、この手袋を履きます。

そうすればより暖かいのと、インナーが直接手に触れないのでより蒸れにくくなるからです。

現在100均の手袋は穴が開いていますが、これはスマホをいじるのに最適です(笑)。

②機械の整備、汚れる作業には耐油性の裏起毛仕様を!

寒い中で除雪機のオイル交換や注油、畑資材の片付けなどは、手が汚れないような素材と耐油性が求められます。

この手袋は準耐油性ですが、ちょっとオイルがついたり、の程度なら充分使え、防寒性も高いです。

裏地はとても肌触りがよく、暖かいです。

寒い日の収穫作業にも使えます。

オヤジは、同じものを2組、機械整備用とそれ以外の雑作業用とに分けて使っています。

このタイプでインナー取り外しできる2重仕様のものも使っていますが、分厚いので手先の細かい作業には使えません。

インナーなしのこのタイプが機械整備の汎用性に優れています。

1年のうちで使う頻度は低いので、頻繁に洗濯する必要もありません。

③軽作業には、普段使いの安価な防寒手袋を!

ちょっと玄関前を軽く雪はねしたり、自家用車の雪を降ろしたり、といった日常的な軽作業には、ホームセンターで売っている安物の防寒手袋で充分です。

長時間のハードな使用ではないので、ムレることはありません。

500~1,000円くらいの安いものを買っておけば、万が一破れても気楽に買い換えられます。

このようにTPOで手袋を使い分けるようになってから、手袋を買い換える頻度がぐっと減りました。

物持ちが良くなると、気持ちの上でも余裕が生まれてきます。

北海道の厳しい冬に快適な心持で過ごせるのは大切なことですね。